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ニートでプチ鬱の私

作者: 悠紀

日々焦り、なぜかイライラする。何より気になるのは、ネガティブな考えしか出来ないことだ。これが、正真正銘、今現在の私の姿である。将来に夢も希望もない、私は大学卒のニート、そしてプチ鬱だ。

昔は夢や希望もたくさんあった。しかしコネとお金と学歴が支配しているこの日本社会では、私なんかちっぽけに生きていく事しか出来ない。

年齢を重ねれば重ねる程、女性は特に再就職の道は閉ざされる。若ければ若いだけ良しとされる、若年有利思考のこの日本社会。焦り。

愛した男性はいたが、少しの心の行き違いで駄目になった。将来を誓った仲でも、別れる時は、あっさり、バッサリ、きっぱり。

子供が欲しくても時間は限られている。しかし男性は歳をとっても若い女性を妻に出来る上に、子供を持つ事が出来る。そんなわけで、自分の男運のなさや、素敵な独身男性の少なさにイライラ。

妥協してでも結婚したいか?結婚している人の方が、この社会では勝ち組と思うか?と尋ねられても、私の答えはNOだ。しかし、結局は結婚している人の方が勝つ。周囲の人達の理に叶っているからだ。

でも妥協できない以上は、女一人でも生きていかないといけない。ストレスからくる肌荒れを心配しながらも嫌な仕事をし、毎日ごはんを作り、生活していかないといけない。もっと楽に生きたいし、楽しい毎日を送りたいと思う。「自分よ、もっと頑張れ」 と、毎日呪文のように繰り返し唱える。こんな世の中でも、ニート兼プチ鬱の私でも、生きていかなければならない。人の並みから外れる事のないように。人間の敷き詰められたレールから、はみ出すことのないように。

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