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彼女は忘れられた  作者: ぽぽぽぽ
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僕は飴が好きだ。


甘い物自体は好みではないのだけれど、独特の口ざわりも、徐々に口の中に溶けていく感触も、砕ける音も、妙に心地良い。


いつからそうだったのかはよく覚えていない。


僕は、右手に持った白い棒を回した。

口の中で溶ける飴の円運動はくるくる加速した。


口の中の飴玉は溶けて小さくなる。

そして、気づくと、口の中に残るのは、さっきまで転がしていたそれの、わずかな香りと感触だけだ。


甘い余韻が口の中に広がった。


僕は飴を舐め終えた。

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