表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/10

H/1

「疲れた」

                                     

                                           

私はそのままベットへ倒れこむ。

武器を選択したあと、訓練が始まった。

選択した武器 ジョブ ステータスで、何を訓練するか別れた。私はステータスをどうにかバレないようにがんばって、訓練を始めた。

で、結果がこれだよ。全身がもう、痛い痛い。鉄の棒で、素振りを300回とか疲れ果てたよ。みんなはなんでか知らないけどピンピンしてたし、ステータスに関係あるのかな?

もうキツイ。汗かいてるけど少し昼寝がしたい。せめて服は脱ぐか……




っとその前に少し読書を…。

私は持ってきた、鞄の中からルールブックを1冊取り出しペラペラとページをめくって行く。

「異世界に来たのに、魔法…使えないのかぁ〜。この本にのってる呪文でも覚えれればなぁ…」


私は、その本に書かれている呪文に触れる。

なにか起きるわけでもなく。私はその本を閉じ眠りに着く。


「……………を習得しました」





_________

✧ \\(°∀°)// ✧スヤァ…





「……さ……おきて……さい」

ん?これはあれか?美少女に起こされる主人公の気持ちが味わえるのか?もう少し寝むっている振りをしてみよう。


「摩耶さんおきてください。百恵さんが百恵さんが!」


ふむ。あの勇者がどうかしたのか、凛くん。胸を揉ま……コホン。百恵がどうした?もう少し寝る振りをしよう。


「摩耶さん!摩耶さん!百恵さんが魔王を倒すと言って出ていきました!」


……

………

…………

……………は?

は?なに1人で行ってんの?なんで?は?勝てるわけないじゃん!勇者だからって調子のんなよ!異世界からの転移者1人だけで勝てるなら要らないじゃん!はぁ?バカなの?死ぬの?………まぁ起きるか。


「うぅん?どうしましたぁ?凛さん?」

「あ!摩耶さん!百恵さんが!百恵さんが!つい先程、窓から飛び降りて魔王を倒しに!」


ってか今思う。あいつ、魔王の居場所分かってんの?異世界転移物のラノベとかならそうやってみんなとは別々に行動して、美少女奴隷を買って、ハーレム作るのが定番だけどあいつバカか!


「わ、わかりました。私も百恵さんを追えばいいんですか?」

「はい!私のスキルの一つに『追跡』と言うのがありましてそれを百恵さんに、使っておりますので、居場所は分かります」


ほぉーなんて使いやすそうなスキルなんだ。


「それで、もう1つのスキル『マーキング転移』と言うスキルで百恵さんの場所にワープができます」


うん。ちょっと待とうか。

あれれ?なんだいそのスキル構成は。強すぎないか?『追跡』であったことがある人をマーキングして『マーキング転移』でその場所に転移する。(´Д`)ハァ…私の完全回復の影が薄くなる。


「と、とりあえずわかりました。準備をしますので少しお待ちを」


一応だが、荷物は全て持って行こう。こうゆう状況はだいたい帰って来れないからね。

ルールブックを鞄に詰め、剣を握り、訓練用に貰った服から制服に着替えて準備を完了する。

凛は白紙の紙と睨めっこをしている。


「凛さん?何をしてるんですか?」

「スキル『転写』と言う物を使っております。 このスキルは通った事がある道を地図化するスキルです。通った事がある道を白紙の紙などに写すことができます。それは『追跡』を使用した対象が通った場所も『転写』の対象になるのでこれで地図を作り、そこを『追跡』でマーキングした百恵さんの場所に『マーキング転移』をします」

「…………………」

「どうしましたか?あ、地図ができました、って百恵さんもう魔獣の森にいるんですか!」

「魔獣の森というのは?」

「あれ?昨日説明しませんでしたか?人間と魔族の領地の境にある大きな森の事です。あそこは上級の冒険者なら生きて帰れるくらいの魔族の強さですから、今の百恵さんは瞬殺されます!」

「つまり?」

「急がないと百恵さんが死んでしまいます」


それは困るな

いつもの私なら死ね!というが本当に死なれるのは困る。これでも一応平和ボケした日本人なのでね、殺人

ってのはいやだね。この世界では当たり前かも知れないが私は救う!


「凛さん。すぐに行きましょう」

「わかりました。では準備はいいですね!『マーキング転移』!」


凛がそう言うと視界が白い光でいっぱいになりしだいにその光がなくなって行く。

冷たい風が吹いている辺りは暗く、起きてから気づかなかったがもう夜になってたらしい。

狼の鳴き声が聞こえる。

その声はワオーーーーンという元気のある声ではなく今にも絶命しそうな声が聞こえる。

光が完全になくなり夜の暗さに目が慣れてきたときに服になにかの液体がついた。

私はその液体をみるとそれは血だった……




私の視界に入ってきたのは血で全身紅くなった百恵と地面に落ちている、いたる所から血をだして倒れている見たことのない生物だった……


「あれ?二人ともどうしたの?あ、もしかして私の''EXP''になりにきてくれたの?」

                                                                                                                                                                                                

私は初めて生命の危機を感じた

そしてこう思った


殺される……なら先に殺そう



修正!

ダイスロール機能の廃止!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ