F/1
あの王様は、
『今日は色々あり戸惑っているだろう。今日はもう休んでくれ(短縮)』と言ってから使用人さんを呼んで私達を3人ずつ部屋に案内して、寝ろと言った。
うん。なぜ誰も反論しない!
「俺たちを地球に帰えせー」
「この後用事があるのよー」
「明日からオンラインゲームのイベントがー」
とか言うと思ったけど………誰も言わない。先生すらも言わない。これもうわけわかんねえな。
私は異世界来たかったから反論なんかしないけども……
まさか!全員この異世界に来たくてか!
なるほど……まぁその線は無いな
てか、話すって言ったけどさほど話してないわたしがいる………まあいっか
ガチャ……私はドアノブが開く音が聞こえ、ドアの方に体ごと向く。そこには少し大きな袋を持った女子生徒もとい柴川 凛が立っていた。
「ご飯を持って来ましたよ」
凛は袋の中から数個のサンドイッチを取り出しニコッと笑った。
はぁぁぁ!さすがクラスのマドンナ!女子の私がキュンとしてしまった!
あ、私はバイだから両方食えるんだ忘れてた。 テヘ☆
「凛ちゃんありがとー、ささここに座って」
「百恵さんありがとうございます」
「凛さんありがとう。でご飯のほかになにか情報入手しましたか?」
「はい。麻耶さん。いろいろと情報も手に入れてきました。とりあえずサンドイッチどうぞ~」
「ありがとう、では話してくれますか?」
私たちは真ん中にある机を囲むようにして座り、藍からもらったサンドイッチを食べながら藍の話を聞く。
壁の時計は夜中の11時を指しており、窓から見える景色は町は光であふれている。時計などは日本でもよく見る物と同じ形をしていたため、なんとなく読めた。
「まず、この世界の名前は幻影界アルフレド。科学の代わりに魔学が進化した世界。TVはもちろん電子レンジも洗濯機も車もない世界。でも、魔法でなんでもできてしまう世界。たとえば、さっき軽く教えてもらった魔法で、えーと微火………ほらできた」
藍が微火と言うと藍のサンドイッチを持ってる手とは反対の手を広げ、そこに拳サイズの炎とは呼べない貧弱の火があらあれる。
「この様に誰でも魔法が使える世界なの。で、ここの町の名前は、王都ブエイル。軍事力が強く、5つの大陸中最も大きな大陸を持っている国。あ、この世界は地球と同じで7:3の割合で海と陸地があるの、その中の大陸ブエイルの首都がここってわけ」
ふむふむ。この世界は魔法が使えて、地球と同じぐらいの環境で、テレビがないって事か。
うん。帰らせて。
やだーーーインターネットが無い生活とか無理―ー帰らせろーー拒否権を主張する!
まぁここで言っても意味無いか。
「なるほど。少しはわかったよ。それでさ、藍ちゃんはステータスとジョブはどんなのだった?」
「えーと、私のジョブは、狙撃手で、ステータスは最高がINTで24万 最低がCONで5万です。」
うん。高い
そして狙撃手かぁ~完全に超遠距離型のジョブだな。えーと百恵が前衛で、凛が後衛で、私が衛生兵か、なるほどね。多分ね、MPがバグってるから多分無限の魔力なんだよ。それで回復魔法を覚えて伝説の衛生兵になるか………剣士だけど
そうと決めればさっそく魔法の練習だ!凛の話?私には関係ないことだな!だってステータス10万こえてたら何ができるとかだもん。