もう1体の魔物。
俺はふと思った。七魔覚者って元々7体の魔物がおったはずなんだ。俺を入れると8体目になるのに7体目っておかしいと思ったんでキングスに問うた。
俺「キングス!俺思ったんだけど七魔覚者ってもう1体誰なの??」
ワンズがこちらをちらちら見た。
キングスがこそっと教えた。
キングス「気づいたか。元々7体の魔物がいたんだ。だが、勇者にやられてしまったんだ。そいつの名は異次元の狙撃霊だ。スパイ担当だったんだがな。我らの情報が漏れていたんだ。この中の誰かが裏切ったとは思えなかったんだがあえて言おう。この話しをする時は我かワンズの前でしか言わないことを強くオススメする。」
だから、俺をちらちら見てたんだな。
ワンズ「ロックズ気にするな。我らが裏切ることは無い。一応、禁句なんだ。」
俺「お、おう!わかった!飯食うか!」
ワンズ「そうだな。キングス!魔酒あるか?」
キングス「あるぞ!持ってこさせる。」
腐敗者にちょいちょいと指示を出していた。
この三体は、気持ちよさそうに墓場で酔い潰れていた。
後の四体は、墓場の地下に部屋が設けられてるので各部屋でぐっすりと寝ていた。
この墓場は、普通の墓場と違って、腐敗者が生まれてくることもなく、集まることもない。ただの墓場なのだ。それを知ったキングスがここを改造して地下に部屋を作った。七魔覚者専用の部屋と会議室などなど地上の墓場で友たちを守るために犠牲となった。そう、ここに友たちがいるために。キングスに立ち向かった勇者一行は、勇者4人中2人をキングスが倒した。
残りの2人は、国へと帰ったそうだ。森4つ抜けたところに国がある。
キングスの墓場→新羅森林→天衣森林→露木森→謎森?→森→神勇国
になっている。新羅森林は、元々から強い個体の魔物がうじゃうじゃいる。天衣森林は、状態異常の無効のマントやスキル持ちでないと、すぐたおれる。露木森は、妖精族がいる。勇者たちは、そこで妖精と契約を結び修行を始める。謎森は、謎に包まれた森。極たまに、現れる森。霧がかかっており、方向を麻痺させる。魔物には、謎森が現れない。森を進むと、勇者たちがいる国がある。神体国、勇者を召喚させて、勇者を育成させて、勇者を奴隷として使う。
魔王がいたころは、勇者は神の子として扱われていた。魔王がいなくなったころには、奴隷となって働かされる。ひどい話だ。酔う前に聞いた話であった。滅びの龍が嘘偽りもなく語っていた。