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洞窟の秘密 〜佐久間警部の飛躍〜  作者: 佐久間元三
対峙
10/13

重要参考人

 佐久間が、美樹の部屋から外へ出て、煙草に火をつけた時、所轄警官が声を掛けた。


「佐久間警部、無線連絡が入っています。山川刑事からです」


「山さん。間に合わなかったよ。あと一時間早く到着していたら、美樹を保護出来たかもしれない。」


「・・・・警部。こちらは、三条春名のバックがわかりました。新宿陸奥会の若頭新藤です」


「何故暴力団と三条春名が繋がっている?」


「三条春名が、新藤とホテルで密会しているのを、何度もホテルの従業員が目撃しています」


「わかった。山さんは、三条春名を確保してくれ。こちらは、新藤の確保に向かう。田中和恵の殺人教唆と近藤美樹殺害容疑だ」


「待ってください。まだ、話は続きます」


「・・・・?」


「静岡県警察浜松署の風岡を重要参考人として、確保願います」


「ーーーー!」


「どういうことだ?」


「ホテル従業員の情報で、新藤と三条春名が繋がっていることは、判明しました。同じように、三条春名と風岡刑事が、密会しているのも確認。ホテルの防犯カメラに記録があり」


「・・・・・わかった。」


「警視庁捜査本部から、静岡県警察本部経由で浜松署に連絡し、風岡の身柄確保を急がせよう」


 佐久間は、一言だけ山川に釘をさした。


「山さん、まだ容疑だ。扱いには頼むよ」


「はい。承知しました」


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