10
休日を挟み、もふもふ堂へと出勤すると、なぜかバニラが足元へと出現し、唐突に吠えられてしまった。
バニラがいること自体驚きであったが、親の敵とばかりに吠えられては、朝からさっくりと心が傷つく。
「いい子ねぇ〜、バニラは」
椅子にかけた結華が抱き上げて褒めると、バニラは満足そうに鼻を鳴らす。
一昨日トリミングに来たばかりということを鑑みると、今日はペットホテルの利用か、もしくは昨日から泊まっていて今迎えに来たのだろうと推測した。
どちらにしても、開店前にお客様がいるのは不思議な感覚だった。
「いらっしゃいませ」
とりあえず挨拶だけして、雛菊は裏に荷物を置いてからエプロンをして出ていくと、紫野が接客をしていた。……たぶん。
腕を組まれることが接客と言えるのならばだが。
「お休みはいつですかぁ?バニラと、紫野さんも撫子ちゃんを連れて散歩に行きませんか〜?」
狭い店内、結華の高い声はよく響く。
紫野はやんわりと絡みつく腕をほどくと、料金の精算を始めたので、昨日から今朝にかけてホテルを利用したことが知れた。
「すみません……。休みの日もホテルに泊まっている子がいたりしますから、出掛けられないんです」
紫野が申し訳なさそうに断ると、お釣りを手渡した。
その手を結華がさりげなくきゅっと握って、大きな瞳で彼を見つめる。
雛菊は居心地悪くなり、ホテルの掃除へと逃げた。
使用済みのペットシーツを捨て、犬舎内に希釈したシュミッター(消毒液)を霧吹きでかけて、雑巾で拭き取る。
泊まっている子たちの散歩を順番にしてから、綺麗にした犬舎へと帰した。
新しい水と、それぞれ家から持参された食餌を指示通りに与え、さっきまで使用していた犬舎も掃除し終えて時計を見上げると、すでに開店の数分前だった。
急いで店内へと戻ると、まだそこに結華の姿があり、雛菊はさすがに目を瞬いた。
紫野を探すと、トリミング室で準備をしているところだった。
消毒した道具を綺麗に拭いてはシザーケースへと入れていく。
被毛を解かす細かな針金がたくさんついたスリッカーや櫛のようなコーム、何種類もある鋏などを丁寧に扱っている。
それが終わればこちらへと出てくるだろう。
雛菊は受付で今日の予約を確認しているところで、結華から話しかけてきた。
「あなたって、何でトリマーじゃないのに、ここで働いてる訳?」
きつい物言いだが、お客様から見れば雛菊のような素人に自分の大切な愛犬を預けたくないと思うのは当然のことだった。
例え愛犬に触れなくても、だ。
「店長がトリミング業務に集中して行えるよう、雑務とその他補佐的な役割を――」
「そうじゃなくてさぁ。何であなたが選ばれたのかってこと」
(何で、私が……?)
「それは……申し訳ありません。わかりかねます」
素直に言うと、結華は不服そうにグロスの艶めく唇を尖らせ、長い爪でテーブルをとんとんと打った。
(気まずい……)
逃げ腰になりかけた時に、次々と予約のお客様が現れ、雛菊は安堵と共に、そちらの対応に追われた。
常連のお客様は雛菊よりも受付の流れをよく知っているので、手続きにまごつくと向こうから指摘してくれ、申し訳なくはあるがとてもありがたい。
カット内容やオプションメニューにしても、前回と同じと言われれば、カルテに全て詳細に記入されているので、毛玉が多いなど、余程のことがない限り紫野の手を煩わせずにこなせるぐらいには成長した。
ただ、細かな注文の場合には、まだ紫野や梓に尋ねなくてはならない。
そしてもう一つ、業務とは別に、困ることがあった。
常連のお客様は、突然バイトに入った雛菊を見て、必ずと言っていいほどある誤解をされるのだ。
ため息をついたところで、顔のシュッとした白のトイプードルを抱っこした、着物年配の女性が来店された。
たおやかな微笑で目尻に綺麗な皺が刻まれる。
カットの内容を紫野に直接相談したいから呼んで欲しいと要望された。
カルテの厚みから、かなり前からの常連客だろう。
雛菊はすぐさまトリミング室にいる紫野へと伝えると、バリカンで被毛を刈られていたシーズーのももを犬舎へと一旦しまい、店内へと戻った。
「こんにちは、松岡様。クリステンも、二週間ぶりですね」
「ええ、こんにちは。そんな挨拶よりも、紫野さんってば、いつ奥さんもらったの?私にまで教えてくれないなんて、寂しいわ」
まただ。また、誤解されている。
紫野は苦笑しながら、
「残念ながら、まだ恋人は撫子ですよ」
と、お決まりの否定を慣れた様子で繰り返す。
雛菊を見ればあり得ないとわかりそうなものなのだが、うふふと微笑む松岡様は人がいいのか信じて疑わない。
雛菊としては、紫野と撫子の仲に割って入れる人間がいるならば、お目にかかりたいものだ。
紫野がお客様にする応対を、一歩引いた位置で学び、メモ帳に書き記していると強い視線を感じた。
(まさか……バニラ?)
しかし雛菊を睨むのはバニラではなく、結華だった。
そこまで嫌われることに心当たりが……なくはない。
紫野への好意は明らかで、おそらくは雛菊が邪魔なのだろうことは承知している。
しかし察してはいても、仕事なのだからどうしようもできない。
松岡様も、結華の視線を感じたのか、ふと振り返る。
「お先に、よろしかったのかしら?」
松岡様は紫野へと尋ねた。
「……ええ。精算は済んでおりますので」
「えぇ?」
松岡様は年長者が諭すように結華へと告げた。
「ここはペットカフェではありませんよ?他のお客様のことを考えて、長々と居座ってはいけません」
「……っ!?」
結華が顔を朱に染めて反論しようと口を開きかけたところで、松岡様は一転して紫野を眼光鋭く見据えた。
「紫野さん。あなたは店長なのだから、お客様一人一人に心配りをしなくてはなりません。いけないことはいけないと、失礼にあたらないようお伝えしていかなければ、他の方も『いいのかしら?』と真似なさりますよ。そのことで業務に支障をきたし、風紀の悪くなったお店に、私は通いたいとは思いません。お店のことを真に考えるのならば、八方美人はおよし。丁重にお断りして改善を求めることは、ひいてはお客様のためにもなるのです。――そこのあなたも。上の者に逆らわず、言われた通りにしか動かないお人形さんは必要ありませんよ。諫めることを躊躇ってはいけません」
茫然とする雛菊の視界の端に、鬼のような形相でバニラを抱えてヒールを鳴らし出ていく結華が映った。
ドアが閉まると同時にはっとして、雛菊は松岡様へと深々と頭を下げた。
「申し訳ございません!私が至らないばかりに、松岡様には不快な思いをさせてしまいました。松岡様のお言葉を胸に刻み、よりいっそう励みたいと思います。ですので差し出がましいですが、今後とももふもふ堂をご贔屓にして頂けますよう、よろしくお願いいたします」
しばし沈黙があり、
「…………あらら」
松岡様の拍子抜けしたような声に、顔を上げると、二人してくつくつと笑いを噛み殺していた。
心なしかクリステンにも笑われている気がする。
(え?……え?)
「やだ、ごめんなさいね。そうよね。びっくりするわよね。でも、本心に違いありませんからね。紫野さんも彼女を見習って、謝罪と感謝をしてくださってよいのですよ?」
「ええ、松岡様。申し訳ございません。ですが、もう少し穏便にことを運びたかったので、感謝はまたの機会に」
紫野がにこりとする。
「まぁ、生意気ね。あなたが不甲斐ないばかりに、と言いたいところですが、私もでしゃばってしまいましたね。ごめんなさいね」
「いいえ。私事ですので」
紫野がクリステンを預り、松岡様は「よろしくね」と言い残して、店の前に停車していた車の、運転手がドアを開けた後部座席へと乗り込んだ。
発車する前、こちらへ軽く会釈をしたので、雛菊はすぐに丁寧に頭を下げたまま、彼女を見送った。
「え!?あれは全て、演技だったんですか?」
「演技と言うか、少し大袈裟に振る舞ったというか……。お客様に曖昧な態度を取っていた僕への戒めではあったかな。雛菊ちゃんを巻き添えにしてしまって、ごめんね」
「いえ、それはいいんですが。仰られたことは事実ですので。……それで、その、曖昧な態度と言うのは……?」
雛菊は下から窺うように見上げる。
紫野はふと思いついたように意地悪く唇の端を上げ、雛菊の耳へと顔を寄せると、蕩けそうな甘やかな囁きをした。
「……気になる?」
耳朶に彼の息が触れ、雛菊は咄嗟に顔を引いて赤くなってしまった顔を背けた。
いたずらに色香を放たられても、奥手の雛菊は対応に困る。
紫野はあまりこの手のからかいをしなさそうに見えるのに、ごくたまに仕掛けてくるところが余計に心臓に悪い。
しかし質問にはきちんと答えないとと、雛菊は火照った頬をそのままに胸を押さえ、失礼だと思いながらも彼を直視せずに本音を告げた。
「……気にはなります」
自分で聞いておきながら、紫野は虚を突かれたような顔をして、息を呑んだ。
「……気に、なるの?」
雛菊は躊躇いがちに、こくんと頷いた。
「もし、紫野さんが本当に誰かと結婚されたらと思うと……困ります」
もふもふ堂に通えなくなり、撫子やわたあめ、そして訪れるたくさんの癒したちと、もう距離を置くことなどできなくなってしまった。
きっと、もふもふ禁断症状が出てしまう。
それでも紫野の幸せを願っていない訳ではないのだ。
いざその時が来たら、この至福のバイトの座から身を引く覚悟はもちろんある。
しばらく落ち込むにしても。
当分立ち直れないだろうけれど……。
「……困るって、それ――」
「すみません。……自分のことしか考えていなくて」
雛菊は、情けなくて俯きながら謝った。
ちょっとだけ想像して涙目だ。
足元しか見えないが、紫野はひどく深い息を長く吐いて吸って、また吐いた。
それから真剣な声で、雛菊へと言い聞かせる。
「……今後の話は後でちゃんとしよう。今は、仕事に戻ろうか」
顔を上げると紫野は苦笑のようか優しい微笑みをして、踵を返してトリミング室に行ってしまった。
確かに今は仕事中だ。
雛菊は松岡様に見直してもらえるように、奮起して、とりあえずあちこちをピカピカに磨き上げた。
しかし夕方、クリステンを迎えに来たのは松岡様ではなく使いの人で、残念な気分で引き渡しを済ませた。
その後は紫野と一緒に習慣となりつつある柴犬に会いに動物病院へと向かった。
「また仲良く見舞いか」
楠が受付へ、ひょいとからかいながら顔を見せ、患者がいなかったからか自ら率先して中へと招いてくれた。
彼は何やら企みがありそうにニヤニヤしているので、紫野はどことなく警戒している。
しかしケージを開けると、その理由がわかった。
なんとおっかなびっくり、柴犬がそろりと外へ出てきたのだ。
「し、しっ、柴犬ちゃんがっ……!」
「いや、落ち着けよ。こいつがびびるだろ」
あたふたしていた雛菊は、叱られてぴたりと動きを止めた。
柴犬はつぶらな黒く濡れた瞳で雛菊を見上げて、よたりとしながら傍まで歩いてきた。
(か、可愛い……!)
しゃがんだ雛菊は、おずおずと手を伸ばして撫でると、体を摺り寄せてきて悶絶しそうになった。
歩く姿が見られただけでこれほどまでに嬉しいのに、真っ先に雛菊を選んでくれただけで涙が出そうだ。
誰かに依存してばかりの雛菊を、この子は頼りにしてくれている。
(飼おう。絶対に。私が、この子を)
そしていつか逃れられない別れが来るその日まで、この手で守っていこう。
雛菊は決意を新たに二人に向かって告げた。
「この子の里親になりたいです。……いけませんか?」
見上げると、楠は割りとあっさりと「まぁ、いいだろう」と認めてくれた。
次に紫野を向くと、悩む素振りを見せていたが、仕方ないという頷きをする。
「雛ちゃんがその子と一緒に出勤して、日中は撫子たちと遊ばせておくのもありか。遠くの誰かに渡すよりは、傍で監し……見守れる雛ちゃんだと安心ではあるかな……」
「おい。今さらっと監視って言いかけただろ。うら若い女を監視とか、リアルストーカーじゃないか。――――ほら、お前も何か言え」
楠にすごまれ、雛菊は首を竦めて言った。
「そんなに若くはないですけれど……」
「おい。今はそんなことはどうでもいいだろ。このペットストーカーの監視対象になることについて文句の一つでも言ってやれ」
楠がびしりと紫野を指差した。
「でも……近隣の皆さんのほとんどが監視対象者なのに、私だけ自意識過剰になるのは無理かと」
「甘っちょろい女だな。油断してろくでもない男に引っ掛かるタイプだ」
見事に図星を射られて、雛菊の顔は強張った。
気づかれないように柴犬の頭に顔を埋める。
「先生の方が余程失礼ですよ」
紫野が庇ってくれるが、雛菊はそんなことをしてもらえる綺麗な人間ではない。
これからは自分のことは自分でしないとならないと自らを叱咤した。
「……私は平気ですから。恋愛に夢は持ってないのでこの先誰かと付き合うこともないですし、結婚願望もありません。一生独り身でも、この子さえいれば寂しくないですから」
柴犬は雛菊の心を見透かしてぺろりと頬を舐めた。
無償の愛を注いでくれる相手は、きっとこの子だけだ。
胸につっかえていた蟠りが解けていく。
何てありがたい存在だ。
まだ退院できないので、ここでお別れしなければならないことが、いつもよりも辛かった。
宣言した瞬間に、あの子の飼い主になる自覚をしたのかもしれない。
頑なになった雛菊を黙って見ていた紫野は、ことの原因である楠を冷ややかに睨みつけた。
仇でも見るような眼差しの冷たさだ。
さすがに明け透けなく言い過ぎだと反省したのか、楠が紫野へと肩を竦めながら、雛菊を宥め、言った。
「……だが、誰とも付き合わないなんて、まだ若い内に決めることでもないだろ?結婚もだ。――――ほら、ウエディングドレスとか、着たくないか?」
雛菊は曖昧に笑い、首を振る。
純白のドレスを着る資格などない。
「あれか?白無垢派か?」
「そういう訳では……。それにウエディングドレスが着たいだけなら、ソロウエディングとかありますし」
「お前……、夢のないことを言うなよ。悲しくなってくるだろ」
楠は雛菊を不憫に思ってくれているのか、口元を手で覆い隠し、背を向けて震えている。
口は悪いがいい先生だ。
あのぐったりしたこの子が、もう歩けるまで回復したので、腕もいいのだろう。
(そうだ、この子の名前……早く決めないと)
柴犬に選ばれなかった紫野は、名残惜しそうな切ない表情でこちらを見つめていた。
その肩を、小刻みに震える楠が慰めるように叩いたことに、後ろめたさを感じつつ名前を思案した。
病院を出て今日も家まで送ってもらい、紫野との別れ間際、後で話しがあると言っていたことを思い出した。
「そういえば、後で何か話し合うって言っていませんでしたか?」
何なのか内心びくびくしていた雛菊だが、紫野は「また今度にする」と言って、撫子にするように頭を撫でてきた。
胸の奥からじわりと不思議な温かさが溢れ、戸惑いながら彼を見上げた。
紫野の色素の薄い長い睫毛が月の光を遮り、翳りを落とした瞳で雛菊を見ている。
どことなく、口元の笑みに黒い時のものが過ぎった気がするのは、気のせいだろうか。
「雛ちゃんは……そうだな、懐きそうで懐かない子を懐柔するには、どうすればいいと思う?」
やっぱり紫野もあの柴犬を飼いたかったのだ。
きっと直接言いはしないが、心では雛菊に取られて傷ついている。
浮かれて彼のことを気遣う余裕がなかった。普段からこれほど世話になっているのに、なんて自分勝手な人間なんだろうか。
こんなにも親切な紫野のことを、蔑ろにしていいはずがないのに。
「そうですね……、まず好物とか玩具とかで気を引いてみたらどうですか?」
妙に上から目線に言ってしまい、内心焦っていたが、紫野からは意に介する様子は見られなかった。
それどころか、一層笑みを深めている。
そしてなぜだろう、やたら顔が近い。
雛菊は仰け反り、やや身を引いた。
「それから?」
「そ、それから?……他の人よりも長く傍にいるとか、……安心できる存在だと認識するように優しく接するとか、ですか?」
「攻め方は間違っていないのか……。優しくしていても腕からすり抜けていく時は?もう、諦めるべきかな?」
その切なげ表情に胸が締めつけられて、雛菊は強く首を左右へと振った。
「いつか伝わる時が訪れます!諦めないでください」
「……った」
紫野が夜風に消え入りそうな声で何かを呟いた。
彼がにこりとしたので、何となくにこりと返した。
「……自分のことを、これまで牧羊犬だと思っていたけれど、案外猟犬な一面もあったのかと、今素直に驚いてる」
黒い時の紫野は割りとそんな感じだと思うのだが、沈黙は金。黙っておいた。
狙われているのはあの柴犬なのに、雛菊は自分が射竦められたように身震いをした。
すると紫野は目を落として、唐突に自嘲をもらす。
「ついさっきまで、向こうも好意を寄せてくれていると思っていたから、許可が出たらすぐにうちに住まわせるつもりで、早速ベッドを新調しようかとか考えていたんだよね……」
「もしかして、一緒に寝るつもりだったんですか?」
撫子とも、一緒に寝ているのだろうか。
何て羨ましい。
夢見心地で夢を見るだなんて。
「もちろん撫子と併せて抱き締めて寝るつもりで。……叶わなかったけれど。向こうは僕のことなんて、眼中にない感じだったし」
「そんなことを言わないでください。あの子も紫野さんのことを好きですよ?どうしてそんなことを思うんですか」
「……雛ちゃんも、好きだと思う?」
「はい。好きだと思います」
肯定すると、紫野は目尻を薄く色づかせて片手で口元を覆い隠すと、「……確かにこれはハマるかもしれない」とよくわからない呟きをもらした。
「雛ちゃんに好きって言ってもらえると自信がつく。……もう一回言って?」
そう求められては断れず、今さら恥ずかしいとも言い訳できず、言葉を待つ紫野へと挙動不審な動きをしながらも小さく告げた。
「紫野さんのこと、……好き……です」
「…………破壊力が」
破壊力が何だろう。壊滅的に不快だったのだろうか。
アラサー女の「好き」は周囲に害悪を撒き散らすほどのものなのだろうか。
雛菊はがっくりと肩を落とした。
紫野さんが呟いたのは、「言質を取った」です。




