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週末デート、始まるⅠ

夜に連絡が来る事無く翌日となり、いつも通り学校へ向かうと瑠衣が校門で待っていた。連れられて行くとそこは文芸部部室。一体何だと思って入れば、既に篠田さんと染谷先輩が居た。


「えーと……昨日の話まとまった?」

「うん。簡単に話すと、柴野くんには週替わりでそれぞれとデートしてもらう事になったの」


思った通り、あの後話し合ってまとまったようだ。ニコニコと篠田さんが話してくれた。なるほど、週替わりか。


「順番なんだけど、まずは瑠衣ちゃんからね?」

「……そういう訳だから。よろしく」

「……おう」


いつの間に染谷先輩は瑠衣を名前で呼んでいた。きっと3人で話して打ち解けたのだろうと思う事にする。その理由を聞いてはいけない気がした。


しかし瑠衣からか。その後はどうやら染谷先輩、篠田さんの順番らしい。先輩後輩関係なく決めたから先輩が真ん中なのか……?ともあれ、俺がどうこう言える立場では無いので何も聞かないでおこう。


「それじゃあ柴野くん、瑠衣ちゃん。教室戻ろう?」

「そうだな」

「ちょっと陽介、良い?ごめん、みくりん先に行ってて」


瑠衣は俺を呼び止めたかと思えば篠田さんに先に行くように促す。それに「分かった」と快く返事をした篠田さんを見送って瑠衣に連れられ移動した。


「で、何だよ?」

「週末の行き先、あーしが考えてもいい?」

「別にいいけど……わざわざこんな隅じゃなくても良いだろ」

「それは……人に聞かれたくないっていうか」


人に聞かれたらまずいとは思わないんだけどな。まぁ、ここは本人のしたいようにさせておくのが1番だな。それもそうだなと瑠衣に返事をして教室へ戻れば、涼太がまたしても怪訝な目で俺を見ていた。


「おい陽介。昨日あれからどうなったんだよ?」

「あれからって……え、涼太に話さなければいけない義務は無いだろ?」

「そうかもしれねぇけどよー……やっぱり気になるじゃん?」


なんでこいつはこうも恋愛話が好きなんだ。イケメンだからか?……いや、それは偏見だな。この考えは止めよう。


「で?何が聞きたいんだよ」

「それは勿論、誰を選ぶのかって事だよ」

「あのなぁ……まだそんな段階じゃないんだよ」


涼太にも先程の事を話してみると、楽しそうに耳を傾けていた。そういえばこいつ、ギャルゲーも好きだったな。もしかしてギャルゲー気分で話聞いてないか?


「なるほどなぁー。で、今週は猫又さんとデートな訳だ?」

「そういう事。……余計な事すんなよ」

「しないって!まぁ、報告はしてくれよ」


瑠衣が行き先を決める事は話さずに大体の事は話した。しかしそれで満足するような男では無いのが鈴本 涼太という男だった。


結果報告、か。まぁ、相談も兼ねてしてもいいかもな。



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