8ページ目:麻酔からなかなか目覚めない
雨の被害が出ているところもあるみたいですね。
皆さん、三連休、気を付けてお過ごしください。
良い連休となりますように。
連休になると思い出す、社会人になってから何度目かの入院。
僕は数年前の超大型連休に全身麻酔を要する腹腔鏡手術をするため、ガラーンとした病院に入院したことがあるのだ。
もう一度言おう。
連休で一時帰宅等で入院患者が著しく少ない「ガラーン」とした病院に入院したのである。
改装したばかりのキレイで広めの4人部屋に僕1人。
しかも、奥で窓側。
ヒタヒタとなんの音だか解らない、夜中に耳について離れない謎な音。
本当、なんなんですか、あのヒタヒタ音は。
廊下に謎の音の確認に出たが、何もいない。。。誰もいない。。。
確認に行ったことを後悔するような静けさ。。。
つくづく、夜の病院のあの感じが苦手である。
おトイレが部屋に1つついているタイプで本当に良かった(涙)←それでも怖くてギリギリまで我慢していたけどね。。。照。
夕方から入院し、翌日の朝一番から準備に取り掛かり、午前9時から手術の予定、お昼頃には終わり、13時頃には麻酔から覚める予定です。という段取りである。
用意は滞りなく進み、ペタペタと自力で手術室へ向かい、自力でベッドに横たわり、いざ!お腹にできちゃった出来物取るぞ手術である。
できるだけ痛くないようにお願いいたします。等、無駄なお願いをしたりしながら、ぷっつりと意識が途絶え、、、、、看護師さんなのか、麻酔科医なのか、いずれにしても女性の声で、
「たむたむさーーーーーーん、たむたむさーーーーーーーーん」
と、声かけに応じ、オヨヨヨ、、、と、の○太さながら目を3にしながら意識を復活させた僕。
看護師さん「たむたむさん、今何時かわかりますかーーー?」
僕「いや、解るわけないですよね、お昼頃ですか、、、」
掠れた声で応じた僕に、イライラ気味の音が乗った声で看護師さんが告げた時刻。
「もう、夜の9時ですよーーーーーーー。たむたむさん、全然目覚めないからーーー。もー。心配しましたー。」
なんて、口では言っていたが、本当に心配してくれていたのか?今思い出してみても、彼氏とか友達との約束に行けなかった時のイライラした不穏な声色であった。。。
普段の疲れが出たとかそういう問題ではなく、麻酔が効きすぎちゃったのか、予定より大幅に8時間以上長く麻酔薬で眠ってしまった僕。
付き添いの家族が心配しすぎて、病室のベッドで爆睡してしまい、僕が運ばれて行った際に、
「温めておきました。」
という苦し紛れの藤吉郎ギャグをかますが、看護師さんに結構本気で叱られてしまうという珍事もあり、笑うとお腹が痛いのに、笑ってしまって熱を出すという術後。
(そのせいではないと思うが、退院は2日ほど伸びた。)
怒り気味の看護師さんが
「血圧も脈拍も異常に下がってしまい、本当に危なかったんですから!」
と、舞台裏を思わずゲロってしまい、付き添いの家族、まさかの冬眠か?夏だから夏眠か?と動物好きを全開にした知識を織り交ぜつつ真剣に驚く。←この脈拍や血圧の件は知らされていなかったそうだ。
しかし、そう言われても、僕、全く記憶がないしな。。。と思いながら最低血圧と脈拍を教えてもらう。
そして、ちょっと驚愕。。。
これ以上書くと不味いことまで書いてしまいそうなのでこの辺にしておこう。
そんな、一歩間違えれば医療事故で問題になっていたのではないかというほろ苦い記憶をここに残します。
退院後、スーパーマーケットで走りまわる見ず知らずの腕白すぎる子供がお腹に飛び込んできて傷が開いた話しはまた今度ということで。