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5ページ目:何かしらの中毒症状

暑さに負けて自販機で買った麦茶が温かった、、、たむたむ。です。売り切れてなかっただけ、補充が間に合った自販機であっただけLUCKYだ。そうだ、LUCKYなんだ僕は。

皆さん、水分摂ってなんとか夏を乗り切りましょう。


あの日もここ最近のようにとても暑い日であった。


とある真夏の日、某国産の駄菓子のスルメを食べた僕は腕と足に見たことが無いくらい物凄い蕁麻疹を出し、そして歩けないほどの高熱も出したのである。


猛暑日が続いていて、熱中症患者をたくさん受け入れていた救急当番病院には受け入れて貰えず、土曜日に発症していたがじっと我慢し、月曜日の一番でそこそこ大きな病院へ診察してもらいに行った。


熱は下がり傾向ではあったが、さんざん受け付けで待たされた後に、発疹と高熱ということで謎の隔離室へ移動させられた。

受け付けで2時間弱じっとしていたが、その件については一貫してスルーであった。

いつも感じることだが、病院にお勤めの方たちのああいうメンタルの強さ(スルー力とでも言おうか)、はある種、かなり特異な進化を遂げた結果なのではないかと感じることがある。常人のそれでは無い。

隔離されてからも何かしら検体を採取されるわけでもなく、ただひたすら待たされた結果、夕方近くになり呼ばれた先は皮膚科であった。


さすがにもう、具合の悪さも機嫌の悪さも振り切れそうになっていた僕に対して、研修医のような若手のお医者さんが発した言葉がこちら、

「何かしらの中毒症状ですね」

である。

タイトルにも使用したこちらのセリフである。

たくさんの症状事典みたいなのを開きまくったそうで時間がかかって申し訳ないと正直に告げられ、申し訳程度に点滴をされ、帰宅するという、わざわざ会社を1日休んでまで来た患者を満足させるには程遠いコメントとコミュニケーションであった。

さすがの僕も不機嫌を隠さない程度にかなり怒っていた。

その足で都会の大きな救急当番に向かい、状況を説明すると、

「運が良かっただけで重金属の中毒症であろうから二度とその駄菓子は食べてはならぬし、今回は時間が経ちすぎていてほぼ回復してしまっていて同定できないので、次症状が出たらすぐに当病院に来てください。しかし、あそこの病院は本当にポンコツだなーーーー。」

と、思わず本音とともに怒りを交えとても親身にしてもらい、涙がじんわりした記憶をここに残します。


余談

「あそこやっぱりポンコツなんですか?」

と確認したところ、小さな頷きを返され、なんとなく満足してしまった性格の悪い僕であった。


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