表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/10

01-02

日間ランキング 2位!応援ありがとうございます

01




そこは美しい場所だった。




ただ、美しすぎて、ひどく寂しいように感じられた。




僕の故郷では、星が良く見えた。



空に輝く星達は、指でなぞって星座を作れるほどに近く、仲が良さそうに見えた。




実際には地球から空に手を伸ばしても、星を掴めないのと同じように、星々はどれも遠く離れていたことを知った。






02




「誰もいなくなってしまいましたね、マスター」




ふと声がして振り返れば、ロボットのアインスが立っていた。



動きは人間のようだが、それでも彼はロボットだった。




「そういうことは、口に出して言うものではないよ」


「そういうものですか」


「そういうものだよ」



僕が頷くと、彼は納得しているのかどうか分からない顔で口を開いた。



「ここは酸素が薄くて危険です」


「分かってる。時々、外に出たくなるだけだよ」



そう返して壊れた宇宙船の中に入った。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ