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夕方と夜の間  作者: そらえ
第一章
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道中

 アクセルを踏んでも向かい風で思ったよりスピードが出ない。1月なのに暖冬のせいか春がもう近いと思っていたのにまだそうでもなさそうだ。

 北部にある温泉を堪能する2人旅だ。それ以外はノープランである。少し旅感を出したいと思い、ジャケットを羽織り外しで柄の入ったシャツを着てきたが、牧野はほぼいつも通り寝巻き同等のスウェット姿だった。

「ところで、これから何を研究するんだい? 」

 長い付き合いだが実際理系ということだけで何を専門にしているか話したこともなかった。

 「まぁ詳しくは難しいんだけど海水の研究をするんだ。例えば日本の海水を汲んで、アメリカの海に海水を流す事は結構ダメなことらしいんよ。これっておもしろくない? 」

ぼさぼさ頭の彼の口に全く対応していない。

「それを可能にする薬品の研究とかしていこうかな、なんて。」

 彼は笑顔とはまた違う笑顔で答えている。


 小腹がすいたのでSAでどこでも食べられそうな蕎麦を食べようか。

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