美人との一時(さぼり)
お得意先に、営業中!
何故か、美人が横にいる。
俺 「ズバリ!暇つぶしか?」
美人 「バカね。仕事よ指名されたの。」
俺 「物好きだ。」
美人 「ほっといて!(怒)」
俺 「ホットケーキ?」
美人 「耳悪いの。」
俺 「ホットケーキは、化粧臭くない。」
美人 「失礼ね。(怒)」
俺ケラケラ笑いながら、クルマを出す。
町は、閑散としている。
春風は寒いから、美人の所だけ窓を開ける。
美人 「ちょっと、寒いでしょ!」
俺 「大丈夫!厚化粧と言う、鎧を顔にしてるから。」
美人 「…………」
俺 「心が広い!さすが、美人!」
美人 「付けたようなお世辞に騙されないわよ!(怒)」
俺 「誰もツルペタなんて、言っとらんぞ!」
美人 「人を玩具にして、楽しい?ツルペタって私はこう見えても寄せれば谷間って、セクハラよ!(呆れ)」
俺 「エンジンは俺がかけたけど、暴走仕出しだのは美人だぞ。」
美人 「……イーーーだ」
俺 「仕事だ!ついたぞ、行こう。」
美人 「話そらして……まあ、いいわ!よし気合い!」
美人は、鼻息荒くクルマを出る。
俺 「よし、ケツに隠れるから後頼む。」
そう言うと、美人の後ろに至近距離で屈む。
ズバン!
営業バックで、顔を殴る美人。
美人 「いずれ、訴えてやる!」
ヤレヤレ……
俺と美人は、そんなやり取りの中、敵陣へ歩き始める。
がんばるか!
それにしても、美人は優しい。
美人と仕事を始めて、これで百回目の「訴えてやる。」だった。
後、一億回は大丈夫そうだ。