いつもの連中
俺 やる気ないオッサン、仕事をせずボケーッとするトラブルメーカー、しかし魅力?がありいろいろ巻き込まれぎみ
班長 仕事は出来るが、俺のノリについて行けない。俺の理解者でもある。
課長 神経質なオジサン。何にしても細かい。
ハゲ 同僚。そのまんま
熱血 部下。暑くらしい
美人 女子事務員。嘘も方便
にこ 女子事務員。マドンナ的存在でそろそろオバサンになる。
掃除ババア 俺より毒説。スペシャルゲスト
俺の職場で巻き起こる、ドタバタストーリー
話は会話文中心です。
四月一日
春の今年度
朝礼中
課長 「おはようございます。」
俺以外 「おはようございます。」
俺 「…………………………」
『クチパク、クチパク』
課長 「クレヨンくん!テレビで歌うアイドル並みの下手なクチパクだな!」
俺 「課長、おそれいります。」
課長 「褒めとらん(怒)」
俺 「ウソ!(驚き)」
他の連中、大笑い。
一分後
課長 「さて、気を取り直して始めるぞ!」
一同背筋を伸ばす。
課長 「おはようございます。」
一同 「おはようございます。」
課長 「人事異動で入れ替わりの時期だが、この部署だけは、また同じ顔触れでの出発となった。
昨年は、みんなが一致団結したおかげで、数々の目標ができた。
しかし、今年は昨年より、よりいっそう団結と前進が要求され……」
俺 『桜は咲かないなぁ。』
班長 『俺がいないと、まわらない職場だから、今年度もやってやるか。』
ハゲ 『今年も、クレヨン達と一緒かぁ。てっぺんが寒い。』
熱血 『湿気た朝礼。湿気た連中。俺だけでも燃えてやるぅ。』
美人 『どーしよー、今日お気に入りの高い化粧品使っちゃった!こんなメンツならいつもの安いの塗るべきだった。』
にこ 『家のチビはみんな、春休み中か。私も休みたい。』
課長 「と、言うことで、この世の大海原に負けないように、みんなで帆をあげて一致団結で乗り切りましょう!」
俺 「今の船は、帆ではなく化石燃料ですよ。」
とは、言えないオレだった。