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東方五行大神伝  作者: べネト
プロローグ 大神家の日常
3/87

スペルカード

3話目スタート~

ここは幻想郷の端にある神社こと大神神社...


時は早朝...神社の中のある一室にてある女性が眠っている。長い黒髪をして側面には長い紫色のリボンを結んでいる。

彼女は寝返りを打ちしばらくすると目覚まし時計のけたたましい音が室内に響く。


女性は目を覚まし、目覚まし時計を手に取る。


「う~ん...7時ですか...」


(大神家 五女(末娘) 大神オオガミ 潤香ジュンカ 通り名:幻霧の聖人)





彼女は目覚ましを止めて横になる…




side潤香


「今日休みでしたね...」


私はもう一度寝に戻るため横になる。今日は昼まで寝ていましょう、歳のせいか体の疲れが中々取れません


「うがー!!!」


「!?」


庭の方から叫び声が聞こえ私は身を起こす...何やらボカスカと何かを殴るような音が聞こえてくる。こんな早朝に一体だれが?


「なんでしょうか?」


私は布団から出て外を確認する。外を見ると庭の木にサンドバックをつけて、それを一心不乱に殴っている煌炉姉さまがいる。黒のジャージ姿で何やらすごい怒気を感じる。


「私をなめやがってー!」


煌炉お姉様すごいスピードでサンドバックをうつ...いつからやっていたかは知りませんがすでにサンドバックはボコボコになっている。


「煌炉お姉様?どうしました?」


「ん?潤香起きたの」


お姉様は拳に巻いた包帯をとり額の汗をぬぐう。


「何故か起きてしまいましてね...何故にサンドバックを?」


お姉さまは木に寄りかかりタバコに火をつける。


「...少しイライラしててね」


「そうですか」


私は屋敷の他の部屋の方を見る。他の3人お姉さま達の反応は無し...この騒音の中で眠っていられるとは、ある意味うらやましいですね


「朝日が眩しいですね...」


もう眠くありません...とりあえずコーヒーでも飲みましょうか 私は煌炉お姉様と別れ台所へ行く




「え~と」


台所にてインスタントコーヒーを取り出しカップの中にその粉末・お湯を入れてじっくりと待つ。


「ん~良い匂いがする~おはよ潤香」


台所の入り口を見るとお母様が台所に入ってくる。


「おはようございますお母様もいかがですか?」


「遠慮しておくよ...香りは好きだけど苦いの駄目なんだよね~そういえばさ煌炉何かあったの?」


「さあ?わかりかねますね」


私はコーヒーに口をつけお母様はそばにあった角砂糖を1つ口にいれる。


「さて...コレの作成に移らないとね」


お母様は懐から白いカードを複数枚取り出す。


「なんです?それは?」


「そういえば説明してなかったよね?皆が集まってから発表するよ」


「そうですか」


はて...あのカードどこかで見たような?確か人里の守護者こと上白沢慧音さんが同じものを持っていたような?お姉様達を待ちましょうかね...







side煌炉


「おらぁ!!!」


サンドバックに回し蹴りをすると鎖が切れて地面に落ちる。


「はぁ...はぁ...こんなところか...」


時間を見るともう9時になっていた。随分と長い時間やっていたようだ...もうこのくらいでいいだろ とりあえず喉が渇いたから台所にいくか...


「ん?」


「なるほど...こういうことですか?」


「うん!一応ルール的には」


何か話しているような声が聞こえる。声からして潤香と母さんの声だ...台所を覗くと机を挟んで何やら話し込んでいるようだ...


「2人ともどうしたの?」


「あ...煌炉お姉様...お母様どうやら屋敷内にいるのは我々だけのようですよ」


「仕方ないか...またの機会に話しておくよ煌炉座って」


私は言われた通り自分の席に座る。そして母さんは私に白いカードを5枚渡す


「何これ?」


「スペルカード弾幕ごっこにつかうものよ!」


「弾幕ごっこ?何?」


弾幕ごっこ?何だそれ?聞いたことない名前だ...何かの遊びか? 私が考えていると母さんは溜息をつく


「まあ...わかってた...わかってたもん...潤香ですら把握してなかったし...他の子もおそらく...」


「で?弾幕ごっことは?」


「...一種の遊びと思ってくれて構わないわ...幻想郷にて何かしらの問題が起こったときの解決方法...これなら死人は出ないだろうし問題ないわ」


問題か...まあ当然だろうな色々なものがこの幻想郷にいるし...しかし戦いを遊びにするなんてね


「ルールは?」


「殺傷性の禁止...そして妖力弾を相手にあてるものです隙間のない攻撃も禁止のようですよ」


「ふ~ん...なるほどね」


冷蔵庫の中からお茶を取り出し口に含む いつの間にかそんなのがあったのか知らなかったな


「他の子には後日ということで」


「まぁ三人そろえばの話ですが」


「それを言わないで~」


母さんは机につっぷす...まあ家族が全員そろうことは中々ない全員それなりに忙しいし


私は早くも今日の晩御飯のメニューを考えるため冷蔵庫の中を見る。


(今日はハンバーグにしようかな?あ?小麦粉がないか...後で買い出しに行かなくては)


そんなことを思いながら私は風呂場に行きシャワーを浴びて、人里へ食糧の調達に向かう。






人里にて



「ざっとこんなものかな?」


現在買い物かごを持ち人里の道を歩いている。小麦粉の他に野菜も安かったしつい買い込んでしまった。


(そろそろ夏前だし栄養のある食事にしようかな)


っとそんなことを考えているとばったりとある人物を出会う


「あ!煌炉偶然だな!!」


私の目の前には藍がいた


「昨日ぶりかな?藍は元気にしてた?」


「ああ!橙という式神を世話しててなー!その子がすごい可愛いんだ式にできてよかったと思うよ~!」


橙?新しい式神か? 八雲家にもあまり足を運ばなかったから知らなかったな


「充実した日々を送っているようだね安心したよ...じゃあ私はこれで」


「待って!」


藍は私の腕を掴む


「どうしたの?」


「少し一緒に茶でもしよう...最近お前との時間がなくて...私としても辛いんだ」


藍はさっきとは対照的に悲しそうな顔をする...私との時間か...


「じゃあ少しだけ...夕飯の準備があるから...少しだけね」


「フフ!煌炉~」


藍は私に抱き着く...まあ久しぶりだしいいよねこんな時間も

本日はここまで


楽しんでくれると幸いです


ではこれにて


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