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ー第5話 転校生ー

「じゃあ席に着けぇー、HRはじめるぞー」


担任の先生がクラスに入ってくる


「伝達事項は……得には無いな…おっとそうだ、今日は転校生が来てるぞ、入ってこい」


先生が言うと、女の子が入ってきた


そこで隣に座る未琉が話かけてくる


「乃亜?あの子ハーフかな?」


「どうだろ?、多分そうじゃないか?」


未琉がそういうのも当然、入ってきた女の子は髪は黒ではあるが、目がピンクと水色のオッドアイだったからだ


「じゃあ自己紹介してくれ」


先生に言われ、おじぎを返してから再び前を向き彼女は口を開く


「……ミト……よろしく……」


ミトは無表情にそう言った


「あのなぁ…まぁいいかじゃあ席は「あそこ……」ん?」


ミトは乃亜と実琉が座っている辺りを指した


「うーん…そこいらで席譲ってくれるやついるか?」


先生が聞くが手を挙げる人はいない


突然ミトが両手をかざし、体全体が淡く光る


「っ!…実琉!」


「うん!」


2人は思わず身構える


すると乃亜の前に座っていた女子がミトと同じように光を放ちながら手を挙げた


「私…譲ってもいいです…」


「そうか、じゃああっちの空いてる席に座ってくれ」


乃亜の前にすわっていた子は空いていた席に移動する


そして座ると2人とも光が消えた


「じゃあお前も座れ、お礼言っとけよ」


ミトは先生に言われ、席に着く


「これでHR終わり、解散!」




先生が出ていくと何人かミトの周りに集まってくる


「ねーミトちゃん」


「何?……」


「なんで転校してきたの?」


「機密事項……」


「じゃあ好きな子とかいるの?」


「好き?…大事ってこと?」


「大事…うーんまぁそうかな」


「乃亜と実琉……」


「うーんそういうことじゃなくて…というか斎藤君と月影さんはミトちゃんと知り合い?」


そう言われ2人は考える


「うーん何か覚えてる?乃亜?」


「そーだなぁ「乃亜…」ん?うわっ!」


突然ミトが乃亜に抱き着いた


「なっ!ミトちゃんだけずるいっ!私も!」


と実琉も乃亜に抱き着こうとするが…


「…あれっ?こんなやり取り前に…デジャヴかな?乃亜?」


「いや俺も何か覚えが…でも思いだせないな…」


「ん?」


ミトが首をかしげる


「…あぁ気にしなくてもいいよ、とりあえず知ってるみたいだけど、俺は斎藤乃亜でこっちが」


「月影実琉だよ、よろしく♪」


「よろしく……後で話…昼休み…屋上…来て」


そう言ってミトは座ってしまった




昼休み、屋上…


「それでミトちゃん、話って?」


実琉がミトに尋ねる


「ここに来た役割…」


「役割?」


「そう…私は2人を守る為に来た…」


「俺達を…守る為?」


ミトは頷く


「守るって何からなの?」


そう言った途端、急に霧が出始めた


「これってまさk「来る!」」


ミトは実琉と乃亜を突き飛ばし、自分も前に飛び退く


すると、そこにレーザーのようなものが通り過ぎた


「これってこの前の…」


突然辺りに男の声が響く


「外したか…おっ試作0号M型、そんなところに…ちょうどいいまとめて消しさってやる」


「?…この声どこかで…あっ!」


「えっ?どうしたの乃亜?」


「さっきの声子供の時によく行ってた公園の近くにあった研究所のおじさんの」


「あっ!言われてみれば…ってことはミトってあのミト!?」


「だろうね、やっと思い出したよ」


「でもあの時のミトはもっと明るかったよぉ」


「うーん…待てよ、ここまでの事を考えると…」


乃亜が考えていると2発目が乃亜に向かって来た


するとミト光りながらが瞬時に乃亜の前に立ち手をかざした


するとレーザーはミトの手のところで消え去った


そして手を振るとレーザーがミトの手から放たれた


遠くで何かが爆発した


「くっ!やられたか!いつか必ずお前らをっ!」


ミトはふりかえり乃亜に聞く


「乃亜…大丈夫?」


「あぁ…ありがとうミト」


乃亜はそう言いながら能力を使う


「推測通りなら……やっぱりか」


「乃亜何か分かったの?」


「あぁ、ミトは……アンドロイドだ」


「えぇぇ!?本当!?」


「あぁ、情報を読み取れるからな……ん?これって…」


乃亜がミトの頭にふれる


「ちょっと悪いな」


そして乃亜は頭に電気を流した


「エラー10352…感情制御装置に攻撃を受けました。装置防衛モードに移行します」


「乃亜!な、何が起きたの?」


「頭に後付けの感情を抑える装置が付いてたから、昔みたいじゃないのはコイツのせいだと思って電気流して壊そうとしたら、防衛モードに入っちまった」


「えっそれって……」


「あぁ、ものすごくマズイ事になった」

「攻撃を開始します」


「っ!来るぞっ!」


「うん!」



そしてミトが2人に襲い掛かってきた…

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