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第1章 ー第1話 異変ー

ー第1話 異変ー




乃亜は実琉と一緒に通学路を歩いていた


「実琉、今日なんか人通り少ないな」


普段なら乃亜の言葉にはすぐ言葉をかえす実琉だが、返事が返ってこない上、いつも笑顔の実琉が無表情である


「実琉?どうした?そんな怖い顔で」


「ちょっと静かに!私から離れないで」


(実琉なんか変だな、どうしたんだ)


乃亜は実琉の言う事を聞くことにした


しばらく歩くと実琉は路地に入ると同時に走り出す


乃亜は必死に実琉を追いかける


(てか実琉足はやっ、こんなに速かったか?)



突然後ろで爆発が起こる


「うわっ!!何だ!?」


「乃亜!!走って逃げて!!」


「実琉?いったい?」


「いいから早く!」


実琉がそう叫ぶと同時に爆発が起こったほうから乃亜に銃弾が飛んでくる


乃亜は急いで物陰に避難する


爆発の煙がなくなると


そこには5人のバトルスーツのような物を着て銃を持った男たちがいた


「何だ一人だけか」


「でもあれ月影実琉ですよ」


「えっ?誰?聞いた事ないぞ」


「Aランクのトランセンダーです。つい最近Aになったんですよ。まだほとんど知られていませんから、知らないのもむりないです」


「倒したら俺ら昇進ですね」


「一応例の物要請しとけ、1人だが相手はAランクだ」


「そうと決まれば行きますか」



男たちは実琉に向かって銃弾を撃つ


実琉は横に転がって避けると、手を前に突き出す


すると光が手の中に集まる


光がおさまると手には1丁のロケットランチャーが握られていた


実琉はそれを男たちに向かって発射する


男たちの近くに着弾し4人を吹き飛ばす


4人はバトルスーツを来ていたため頭を打って気絶するにとどまった



(な、何が起きているんだ?)


乃亜は陰から戦闘を見ているが状況把握できないでいる



なんとかロケットランチャーで気絶しなかった一人が背中の機械から煙を排出する


辺りは視界が悪くなった


乃亜の位置からは実琉がかろうじて見えるくらいだ



すると突然実琉に先ほどの一人がナイフで切り掛かる


すると実琉はロケットランチャーを手放すロケットランチャーは光になる


実琉はまた手を前に突き出す


するとこんどは一振りの刀が現れ、受け止める



乃亜は目をこらし実琉の戦闘を見ている


すると実琉の後方辺りから唸るような音が聞こえる


(モーター音?)


音のするほうを見ると微かに大きな黒音のするほうを見ると微かに大きな黒い陰が見える


実琉は男のナイフを受け止めるのに必死で気づいていないようだ


突然男が実琉から離れる


(まさか!)


乃亜は陰から飛びだし実琉に向かって走り出し叫ぶ


「実琉!危ない!」



実琉に乃亜から声がかかる


「乃亜でてきちゃだめ!」


「そんなこと言ってる場合か!」


「だからだ、め…」


そこまで言って実琉は後ろにある何かにきづく


乃亜は実琉を抱きしめそのまま前に飛ぶ


その瞬間実琉が立っていた所にまばゆい光を放つ光線が通過する


「ちっ避けられたか、まだブツの存在を知られるわけにはいかない!…退却!」



煙がなくなり視界がはっきりした時にはそこには乃亜と実琉の2人、そして地面が一筋焼け焦げているだけであった…



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