93話 ドラゴンとの契約
そして、クロスが追いかけてようやく見つけた。
クロス「良かった!」
???「何がよかったんだ?下級な部族よ!」
クロス「良かったんだよ。君が生きていてくれていて。ありがとう。」
その言葉で敵視していたドラゴンの瞳はゆるくなり始めた。
ドラゴン「うぅ...。」
クロス「これは...剣に発砲だらけの傷だ...。擦り傷も?待ってろ!今すぐ助けてやるからな!」
紅いドラゴンの体は大きな聖剣で突き刺されて発砲による箇所が5発あった。
クロスは果敢にその場で治療にかかった。
ドラゴン「ありがとうございます!本当に...。」
クロス「本当にドラゴンがいたんだね...。」
ドラゴン「お前...私が怖くないのか?」
クロス「そんなことないよ!ドラゴンと炎は俺の象徴だァ!......それに俺も人間嫌いだから...。」
クロスが自身の経験を言い出すと改まったように人間の姿に変わり始めた。
彼女はドラゴンのアーサと言うそうだ。
アーサ「私は人間としてやっていけるのか?」
すると、クロスはこう答えた。
クロス「やっていけるかではない。信じることだ。たとえ何になろうとなったとしても...俺のお父さんからの言葉だ。」
アーサ「私の親は私に対してひどいことしかしてこないのです。」
クロス「そうか...仲間にはわるいけど少しだけ君といるよ。」
アーサ「ありがとうございます!」
そして、クロスは洞窟の中でドラゴンと一緒に冒険し空を駆け回ったり楽しいことをして遊んだりした。
セノ達をなぜ連れて来なかったのかはいくつか言及されているがここでは一部しか言わないこととする。
その理由はセノがドラゴンが嫌いだからだ。
そして、エアリもドラゴンを見つけたら生け捕りにして食べてしまうからだ。
そして、アーサの人間の姿もここでは伏せさせてもらうこととする。
そして、出会ってから1週間後のことだった。
朝とともに日が昇る時間の出来事だった。
アーサはクロスの手に紅い宝石を握らせた。
クロス「これはなんなの?」
アーサ「私とあなたの印です。これを持っているものは私とあなたしかいません。あなたは私と永遠に契約をします。」
クロス「分かった。」
この瞬間がクロスとドラゴンとの契約の瞬間だった。
森に白い日差しが立ち込め始める......。
彼女が言うにはもし危なくなったらこれを使ってほしいいということだったのだ。
しかし、いつまでもこうしてはいられることはなかった...。
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