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57・街でボランティアです

今日も冒険者ギルドに来ています。魔獣狩りの仕事もへってきました。ジムがポックの世話です。でもジムは草刈りが苦手なので、草刈り依頼は受けません。


「サリー、たまには街中のボランティアに行かない」

私は、そろそろ草刈りに飽きていた。それに、あまりポイントが付かないのだ。なのでポイント稼ぎにボランティアに行きたかったのだ。

「いいよ、今日のボランティアなにかな。」

サリーが提示番を眺める。

「リズ、公園の花壇の整備があるよ。これって、昼食付きで、ボランティアにしては、良い報酬だね」

サリーでなくサニーが良い依頼を見つけたようだ。

サニーは掲示板から、一番良い条件を選び出すのが上手だった。

「では、早速受付の手続きをして、出かけましょう」

私は、サニーに声をかけ、4人で依頼元の公園に向かった。

公園には数人の公園管理人がいた。代表らしき人から。

「君たちが、冒険者ギルドに依頼したものかな。今日は公園整備をするのだが、花の時期も終わったので花壇を更地にして欲しい、ただ、やっかいな虫がいてな、気をつけながら作業してくれ」

管理人の代表者から依頼の説明があった。道理で報酬がよいわけだ。依頼書には虫のことは書かれていなかった。

「解りました。やっかいな虫がいるのですね。その虫はどうしたら良いのですか」

私は聞いてみた。

「出来れば退治して欲しい。もちろん虫を避けながらでもかまわないが。」

とにかく、花壇が綺麗さっぱりな更地になれば良いのであった。


「リコ、どうする。虫除けの薬は持っているけど、万が一さされたりしたら嫌だね」

私はリコに相談する。

「リコに任せるのです。花壇の中の虫を気絶させてしまうのです」

リコは、花壇の地表に薄く広く魔力を流した。

「えい、」

気合いとともに魔力で静電気を起こす。

バチ バチ バチ

花壇中で小さな雷が起きた。これで虫たちは気絶したはずである。


「管理者さん、やっかいな虫ってどれです」

「えっと、これだな」

きょとんとしながら管理者は私の問いに答えてくれた。


「それでは、サリーとサニーは、草取りを初めてね。虫は気絶してるから大丈夫よ」

私もサリー達と一緒に管理人から借りた鎌を使い、花が終わった植物と雑草を刈り取っていった。

「リコは虫を気絶した虫を取り除いてね」

リコには、気絶した虫の排除をお願いした。私は、虫を掴むのは嫌なのだ。


虫がいないので、思ったほか早く依頼は終わったが、せっかく昼食を用意してるので食べて行きなさいと言われ、美味しくランチをいただき、依頼終了のサインをもらった


「リズ。早く依頼が終わったから、最近話題のキキラに行ってみない」

サリーが話し掛けてくる。

「私は知らないな。何処で話題なの」

「お母さんの仕事場、縫い子だからおばさんが多いの、だから街のうわさ話が、すぐ伝わってくるのよ。大声を上げるとパンとスープが貰えるんだって」


キキラはギルドへの帰り道の近くに有るそうだ。寄ってみることにした。

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