0414列車 通勤急行池袋行き
6:30
尾山台の自宅から晴夜と共に出勤する。「今日のご飯美味しかったか?」「うん!すっごく美味しかったよ!」「そうかそうか」といった他愛もない話をしながらいつも通勤している。
6:45
新宿にある特殊運転室に入る。
海神&本宮「おはようございまーす」
古川橋「おはよう。はい。これスタフ(業務用時刻表)。早くしないと間に合わないから。」
言いたいことはわかった。しかしここまで軽く乗務を任されるものか。と、思ったが憧れの職場だったので、軽く我慢しよう。
7:54
電車が到着する。他の運転士と挨拶を交わしながら交代する。そして運転室で機器類のチェックをする。
7:58
発車時刻になったので電車を動かす。
「戸締めー点!出発進行!ブレーキよし!緩解よし!川越発車!種別通勤急行。次駅所沢。川越、定発。」
晴夜「お待たせいたしました。この電車は通勤急行池袋行きです。途中主な駅の到着時刻をご案内いたします。所沢には8:10分、練馬には8:23分、終点の池袋には8:30分の到着です。なお、西東京市には停車いたしません。後に来ます通勤準急池袋行きをご利用ください。」
そうこうしているうちに急カーブの通称「川越カーブ」を通過する。乗客で満員なのでブレーキには気を使う。
「制限60」
そしていくつかの駅も。
「今福中台、通過、定通。制限解除」
ここからは直線区間なので一気に加速する。
「河岸街道、通過、定通。」
「上赤坂、通過、定通。」
「富岡、通過、定通。」
「中新井、通過、定通。」
ここから緩やかなカーブの通称「所沢北カーブ」を通過する。
「航空公園、通過、2秒延通。制限80」
首都急線航空公園駅と西武線航空公園駅は少し離れている。首都急駅と西武駅の間には航空公園街という名前の商店街がある。なので所沢駅で乗り換える人は多い。そのお陰で所沢駅はピーク時には身動きできないほど混雑している。案の定、所沢駅にはずらっと人が並んでいる。
晴夜「まもなく、所沢、所沢に到着いたします。3番線到着、お出口は左側です。西武線はお乗り換えです。所沢の次は練馬に止まります。」
「所沢、停車。制限45」
徐々にブレーキを掛けていく。
「所定位置0cm。12停目停車。3秒延着。」
もうすでに川越で大混雑なのに所沢、練馬と乗ってくるので、池袋にピークに到着するこの電車は練馬→池袋間では200%を越える。そしていつものように2分遅れで発車できるようになる。
「戸締めー点!出発進行!ブレーキよし!緩解よし!所沢発車!種別通勤急行。次駅練馬。所沢、2分延発。」
そして発車してすぐに通称「所沢南カーブ」に差し掛かる。と、同時に多摩線の線路が近付いてくる。そしてまたいくつかの駅を通過する。ここも直線区間なので一気に加速する。
「秋津南、通過。1分54秒延通。制限55」
「制限解除」
「竹丘、通過、1分30秒延通。」
次の八幡で、各駅停車を追い越すために通過線に入るので、制限速度が設けられている。
「制限70」
「八幡、通過、1分15秒延通。」
「制限解除」
「南沢、通過、1分5秒延通。」
「田無北、通過、59秒延通。」
ここで混雑する西東京市駅を通過するので、低い速度で進入する。
「制限45」
「西東京市、通過、55秒延通。」
「制限解除」
ここからは順調に加速していく。
「石神井台、通過、35秒延通。」
「制限80」
「池ノ台、通過、15秒延通。」
右手に西武線が見えてきたら、富士見台駅を通過する。
「制限解除」
「富士見台、通過、2秒延通。」
「向山、通過、定通。」
ついに2分の遅れを取り戻すことができてほっとしたのもつかの間、停車駅の練馬に近づく。
自動放送「まもなく、練馬、練馬です。西武池袋線所沢、飯能、池袋方面と豊島線豊島園方面と地下鉄有楽町・副都心線小竹向原、池袋、渋谷、有楽町方面、地下鉄大江戸線新宿、六本木方面はお乗り換えです。」
「練馬、停車。制限55。」
「所定位置-2cm。12停目停車。3秒延着。」
ここ練馬では乗降同じ位の人がいるので、停車時間は長め。しかしそれでも45秒である。そして発車時刻になったが、まだ乗降が済んでいない。案の定、15秒遅延となった。。これがラストスパートだ。
「戸締めー点!出発進行!ブレーキよし!緩解よし!練馬発車!種別通勤急行。次駅池袋。練馬、15秒延発。」
ここからは地下区間になる。そしてまもなく武蔵学園駅を通過する。そこから一気に終点まで通過運転をする。
「武蔵学園、通過、10秒延通。」
「豊島江原、通過、7秒延通。」
「西池袋、通過、5秒延通。」
そして終点の池袋に到着した。
「池袋、停車。制限35。」
「所定位置0cm。12停目停車。3秒延着。」
そして必要な機器類のチェックを終え、今回の乗務は終了した。
次は東王線を運転します。