非平凡な日常(3)
この小説では前書きは初めてですね。
作者の一言
長期休暇の間は書ける(確信)
シャルナ姉さんの可愛らしいお願いが1割、可夢偉姉さんの恐ろしさと報復9割で僕は嫌々ルルナがいる部屋に来ていた。
ルルナの部屋のドアはオリハルコンなみに固い…と思う。オリハルコンなんて見た事も触った事もないけど…。なんでそんなに強化されているのかは、まあもう直ぐ分かると思うよ。
そんなルルナの部屋に入る際、何があってもしてはいけない行為がある。それは…
ドゴオォォォン!!
オリハルコン並みに強化されているはずのドアでも絶対に立たないことである。
よくあるコメディ漫画は爆弾が部屋の中で爆発する際、ドアだけ破壊するという都合の良い展開になるが、俺の家も大体そんな感じだ。だが地味に壁がひび割れているのが恐ろしい。
「んー?誰かそこにいるのかー?」
爆弾が爆発したにも関わらず悠々と此方に向かってくるのはルルナ(14)金髪の長髪をツインにし、真っ青な空のような大きな目、中学生にしては発達している体、研究服??残念、此奴の私服は工業服だ。此奴は爆弾を趣味で作って趣味で爆発させている傍迷惑な奴。巷じゃ此奴を爆弾魔なんぞ言ってる奴がいるが、俺もそれには同意する。なんで此奴は爆弾を作れる程の頭がある癖に、それをいかそうとしないのか。
「お!誠じゃん!ん〜、さてはさては俺様特製爆弾を見に来たな?!」
「断じて違う。」
「もー!仕方ねぇなぁ!!よっし!さっきは失敗したが、次のは絶対成功する!」
「話を聞け。」
「じゃじゃーん!!俺様が考えた《ロケット爆弾》はこれだーー!!!」
「それ絶対どっかの奴パクってね?」
「細かいことは気にするな☆」
「それ、ワカ○コって…古いんだよネタが。」
「今新しいものも1年後には古いっていわれんだから、今も昔も変わんねぇよ!」
なんとなく正論を言ったルルナに何も言えなかったが、ルルナに口で負けた事は認めたくない。
「って……ん?なぁルルナ。」
「なんでい!」
「ロケット爆弾って、…どんな爆弾?」
「お!ついに爆弾に興味持ったか!ふふん、そんなに聞きてぇか??」
「勿体振らずに早くその一昔前の導火線に着火する前に話せ。」
「しかたねぇな〜。まあ、このロケット爆弾は言わばーーー」
「………ミサイルだ!!」
「ですよねええエェェェェ!!!」
どうやらルルナはミサイル(劣化版)を作っていたようだ。
ーーーーーー
なんと言うか、一言言わせてください。
あっ、やっぱ嘘。結構言わせて
まず、このミサイル…いや、ロケット爆弾??いやこれミサイルだろ。うんミサイル。
このミサイルは標的を追ってバーンという物ではなく、僕の服を引っ掛けて僕を遠くに飛ばした後自爆という最低最悪の爆弾だったらしい。
そしてその最低最悪の爆弾と言う名のミサイル……いや、逆か。あ、違う、ロケット爆弾(笑)だ。で、そのロケット爆弾(笑)が僕を何処に落としたのかというと……
「あ、誰だテメェ!!てか車の天井ぶち破って来たぞ!??」
「お、おい!…取り敢えず縛っぞ!!」
なんか強盗が金奪った後の車に落ちたそうです。
ははっ、おい誰か助けろ
次回は誠君がピンチ(笑)
出てない姉妹の誰かでます。