3 みんなでスキルを出し合い~助け合い・・生きていますよ。
余裕が出た俺が・・改めて今居る場所を見ると~天井を【氷魔法】で覆っており、なんということでしょう!吹雪の侵入を防いでいたのです。(ビフォー〇フター)
<ゴホン!> 真面目にやろう・・大きな柱が数本そそり立ち、それはマンモスの牙だとわかった。
壁はマンモス?の骨と毛皮で塞ぎ、中央のカマドでは【骨】を燃やして暖を取っていたのだった。
更に、俺の体にもマンモスの毛皮が掛けてあったので寒く無かったのだと気が付いた。
「氷河期展を見ていたのは貴方だけではありませんよ」と、言うのは俺に膝枕してくれた女性である。
彼女は「見ず知らずの人に急に膝枕なんて、はしたないでしたか?」と言うので・・
俺は「いえ!女性に膝枕された事なんて無かったものですから・・母親も居なかったですし!」と、個人情報を晒す俺!
すると・・「チョットいいかな?」と、友人の男性が口を開く。
「【予想外】の場所に連れて来られて、私も驚いている。今後とも力を合わせて【王国】に向かって移動するためにも、お互いの自己紹介をしてはどうだろうか?」と。
そして「私は東京に在住している【杉本 治】と言うものです。仕事は政治家の【秘書】をしております。今年60歳になるので、お手やらわかに」と、話すのだった。
※設定に登場人物を書くので、面倒だから自己紹介はカット!ね。
それぞれの自己紹介が終わる頃・・親父がスーツケースを開け、中から【コンロ】を取り出した。
俺は「重いと思っていたら!そんなモノを入れていたの・・よく博物館にサバイバルグッズを持って行こうと思ったね!」と突っ込むのだった。
まあ・・親父が昔から妙に慎重派だった事は知っていた。外出する際には必ず何らかのサバイバルグッズを持ち歩いていたのは【この】ためなのだなあ~と、長年の疑問が晴れた思いだった・・?はて・・晴れたのか?
<ジュウ~ ジュウ~> 「良い匂いだ!【はじめ人間 〇ャートルズ】みたいだな」と、言うのは友人改め【秘書】の杉本さん。
「キャハハ。何それ?杉本はオヤジだから、今の若い子誰もしらないよ!」と言う【バンドマン】志望の20歳女性は【大川 翼】で、杉本さんが仕える政治家の娘らしい。
杉本さんは「タカヒロ君は知っているだろう?」と、降るが・・
「いえ?俺も平成生まれなので・・アニメですか?」と答える。
<ジュウ~ ジュウ~> 「はいどうぞ」と、別の女性が渡してくれる【マンガ肉】は美味しそうに感じた。
親父が「塩コショウを振らないと、美味しくないぞ」と言うので・・「なんで!持ってきているんだよ・・助かるけど・・」と、突っ込む俺!だった。
俺は今更ながら・・「ところで、マンモスなんてどうしたの?俺が寝ている間に、外で全員が狩猟していたの?」と、全員に向かって聞くと・・
10歳位の女の子が「アッチ」と、言って奥を指さすので、俺はマンガ肉を持って奥に進むと・・落とし穴の永久凍土?の壁に穴が開いており・・
「うわあ・・マンモスの墓場!トナカイも居るし・・」
【秘書】は言う・・「運が良かったんだ。【索敵】スキルを選択した人が発見し【戦士】が壁を壊し、【解体】が肉と皮などを分け、【裁縫】が布地にした~と言う訳さ。私は何もしていないがねハハハ」と教えてくれた。
俺は全員の方を向いて・・「ありがとうございました。自分が寝ている間に・・皆さんが働いてくださって・・オイシイです!お肉」と、頭を下げてお礼を言うのだった。
「いやいや。あなたが洞穴を掘ってくれなかったら、全員凍死でしたよ!あなたにこそお礼を言わなければ」と、誰かが善意を示す。
「来て良かっただろう?」と言う親父に対し何も突っ込む気が起きないのだった。
+++それからどうした++++
「天気が回復したので、移動しよう」と言う【秘書】の意見で、親父は【骨皮ハウス】を空間魔法で収納し、俺が開けた【落とし穴】を塞いだ。
「毛皮って暖かいんだな」マンモスの墓場には、トナカイの子供の毛皮もあったので【下着】に縫製してもらった。
その上に【来ていた服】を重ね、最後に【マンモスの毛皮のコート】を体形に合わせて縫製してもらったのだった。
「この服は最高!ですよ。地球に帰還したら、お金を払います」と言うと・・
「もうすぐ【王国】らしいですから、金貨でもかまいませんよホホホ」と、縫製スキル持ちの女性が笑う。
解体スキル持ちの男性も「私は銀貨で良いですよ皆さん!」と言い、場の雰囲気を良くしてくれる。
「アメリカだったら、奪い合って終わり!なんだろうけど。日本に生まれてよかったよ」と、言うのは【火魔法】を使って俺と共に気を失った男性【賢者】であった。
「地球を元に考えれば!南に進めば人が居る場所に付くはずですよ」と言うのは【秘書】だ。
もはや <コンパスを何で持っている?> <王国ってどうして分かる?>等と、無粋な質問をする空気を読めない人は誰も居ない様だった。




