表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】憧れの人が期間限定の恋人になってくれるそうです。  作者: 島城笑美


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

7/25

007 お茶会は逃げられません。 ~ユルシュル・シュミット子爵令嬢side~

本日は短め!

また新キャラが・・・


更新予約を失敗しましたので

本日から毎日21時更新です!

よろしくお願いします!

「オクタヴィアンのところのトリュフォー卿とデートしたんだって?」


本日は、皇女殿下とユルシュルとその周辺の侍女や騎士である人が一人づつ入れ替わりでお茶会をする。この会はユルシュルがウルリーケ第二皇女の侍女に内定してから月に2、3度ほどのペースで始まった。


ウルリーケ殿下が2年前に卒業してから始まったばかりの取り組みだと話して下さり、学園で共に過ごすことが出来た側近は私を知っているが君たちはあまり知らないだろう?と快活に微笑む殿下に心酔するのに時間はかからなかった。


今日のお茶会の席には筆頭侍女ダニエラ・キュンネケ伯爵令嬢と ウルリーケより1つ年上の女性護衛騎士イェニー・エステン男爵令嬢が参加して下さっていた。イェニー様は数回お茶の席に同席して頂き大分打ち解けて来ていた。だが、ダニエラ筆頭侍女は初めてのお茶の席だった。


少しの談笑のあと、ウルリーケ皇女殿下に投げかけられた問いにユルシュルは一瞬目を見張り息をのむ。しかし、黙ったままでいいわけがない。返事をしなくてはいけない。緊張の面持ちでなんとか答える。


「はい」


そうかと、ウルリーケ様が微笑むと筆頭侍女であるダニエラが興味津々という顔で少し前のめりになる。普段の厳しい顔の筆頭侍女殿の表情の変化にユルシュルはビクッと反応する。その反応に、仕事中はきりっと凛々しい女性騎士イェニーはふふっと淑やかに笑う。


「しかし、再来年の婚姻に向けて其方の卒業と共に私は隣国であるランゲリーヴに向かうが同行だと思ってもかまわないのか?リーヴバレンティに残るのなら兄上の侍女推薦することも可能だが・・・」


「いえっ!私は、姫様と生涯を共にする所存でございます!」


「ははっ私がプロポーズされているようだな。婚約者なら同行可能だぞ!私の婚姻と共に婚姻してくれるのであれば信頼できる乳母を探す必要も無くなるしな」


ニヤリと微笑んだウルリーケは「ただ、オクタヴィアンはトリュフォー卿を手放すのだろうか」とダニエラに目くばせをするが、そんな二人のやり取りをユルシュルは止める。


「いえ。そのようにはならないかと」


「は?どうゆうことだ?」


「えっと・・・」


「ユルシュル、上司に隠し事か?」


ウルリーケは、にんまりと微笑んでユルシュルを射貫くように桃色の瞳で見つめる。そんなウルリーケにユルシュルは慌てて答える。


「いえっ!滅相もございません」


ユルシュルはオクタヴィアン第五皇子殿下の賭け事から順にすべてをつまびらかにウルリーケ皇女殿下に話した。ウルリーケはふむふむと真剣そのもので聞いてくれているが、ダニエラ侍女頭とアロイジア騎士は半眼になっていく。すべてを聞き終えるとウルリーケはうーんと考え込んで口を開く。


「あいつも来年、成人して結婚するだろう?少しは落ち着かんのか?カディアも連れて行くか?」


皇女殿下がダニエラに問うと、筆頭侍女は苦笑いをしながら答える。


「従妹殿をランゲリーヴにお連れすると漏れなくオクタヴィアン殿下ももれなく付いてくるのでは?」


「あぁそうか。それはランゲリーヴに迷惑だな。カディアには尊い犠牲になってもらうか。そうか期間限定の恋人ということか。トリュフォー卿も見さげたな」


うむ。と考え込むようにウルリーケは美しい顔に皺を寄せて考え込む。そこにイェニーが口をはさむ。


「トリュフォー卿とのデートはどのようなものだったのでしょう?何か怪しげな行動や不快な事はありましたか?」


イェニーにはただの悪戯なのか確認したいようだった。護衛騎士は王族の周辺の人間の動向も気にかけるものなのかと感心していると、わくわくとしたような顔でダニエラの表情に困惑する。


「えっと。デートは普通でしたよ。ですが・・・」


「何かされたのか?」


言い淀むユルシュルに、勢い込んで問い正すウルリーケに慌ててはぶんぶんと頭を振ってそんなことは無いと答えると続きを出す。


「えっと、結局はいかなかったのですが・・・」


「あぁ」

「・・・・・・・・・・・・・・ルックソー宝飾店とロクシュールルースレストランテに連れて行かれそうになりまして・・・」


「「「は?」」」


三人そろって淑女らしからぬ声を出すと、三者三様に口を噤む。1番先に立て直したのは一番年長者のダニエラだった。それにイェニーも続く。


「それは、本気なのでは?」


「はい。私もそう思います。侯爵家でもやすやすと予約できませんよ」


ダニエラの言葉に、イェニーも同意し、ウルリーケも唸るように零す。


「何を考えているんだ。トリュフォー卿は?」

拝読ありがとうございます。


ユルシュル・シュミット子爵令嬢(16)今年で卒業で成人

髪型:ストレートロング一つ三つ編み 髪色:シアン 瞳:スカイグレイ


ウルリーケ第三皇女(18)

髪型:ウェーブロング 髪色:シアン 瞳:チェリーピンク


ダニエラ・キュンネケ伯爵令嬢(23)筆頭侍女

髪型:ウェーブロング 髪色:インディゴ 瞳:ルビーレッド


イェニー・エステン男爵令嬢(17)護衛騎士

髪型 :ストレート・ポニーテール 髪色:カーマイン(赤) 瞳:オレンジ


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ