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53 各馬横に広がって最後の直線勝負!

 全馬、好スタート!

 ほぼ、横一線!


 向こう正面に十八頭がひしめき合っています!

 わずかに、六番ワタシヲシンジテ、勢いがつかないか!

 先頭争いは七番! レイチェルノウソと、十番コウヤノキヅナ。

 内からは三番オーエンノヤイバが続き、その直後、緑の帽子二頭、十二番パリサイドと十一番カタオモイダッタネ。


 三コーナー手前、一団となって、坂の登りに差し掛かりました。

 まだ一団です!


 ここで先頭は、七番レイチェルノウソが鼻を取りました。

 飛ばしています。

 早くも十番コウヤノキヅナに三馬身の差をつけ、その差をなおも広げようとしています。

 坂の頂上に向かって、勢いをつけて一気に駆け登っていきます。

 徐々に隊列ができつつあります!



 六番手には、このレース唯一の葦毛、あのゴールドシップの血を引く十四番ビワイチ。

 一番人気に押されたビワイチはこの好位置です!


 続くは、五番ニューキーツ、十七番チョットマガスキ、十六番ウジガワノアユ、九番セイントノーレ。

 八番ハクシュウノウワキはここにいます。

 これらが中段グループを形成。


 十一番カタオモイダッタネが負けじと追いすがる。

 先頭七番レイチェルノウソは早くも坂を駆け下り、第三コーナーと第四コーナーの中ほど。


 後方グループは、まだ下り坂の中間あたり。中段グループから四馬身ほどおいて、一番アレガハツコイ、四番ユウトスウチャン、二番サンセンゴウリュウ、その後ろに少しあいて十三番オレガワルカッタ、が一団。

 十八番ハクシュウノリキガクはこの位置、後方待機。

 しんがりは、六番ワタシヲシンジテ。



 七番レイチェルノウソは、第四コーナーを曲がり切り、正面スタンドに入ってきました。


 各馬、次々に正面スタンドに入ってきます。

 先頭グループの中から、五番ニューキーツ、押して順位を上げようとしています。

 隊列が長くなってきました。

 逃げる七番レイチェルノウソ!

 依然、先頭!

 最後尾の六番ワタシヲシンジテまで、二十五馬身ほどか。

 千メートル通過タイム、六十秒三。少々ゆっくりめのペース。


 距離三千メートルの長丁場。

 最後にゴールを先頭で駆け抜けるのは、はたしてどの馬か!

 拍手が沸き起こります!

 七万人の観衆の前、十八頭の鍛え抜かれたサラブレッドが駆け抜けていきます。

 馬群の足音が、怒涛のようにスタンドを揺るがします!

 ジリッ、ジリッと順位を上げる十七番チョットマガスキ。

 人気急上昇の女性ジョッキーが騎乗。

 一段と大きくなる拍手!


 先頭、七番レイチェルノウソは早くも第一コーナーへ!

 逃げる逃げる!

 追う十番コウヤノキヅナ!

 十四番ビワイチが三番手にまで上がってきました!

 稀代の差し足と言われた十八番ハクシュウノリキガク、依然後方。ようやく正面スタンド前!

 今日は最後尾まで下げて、足を貯めています!


 先頭グループの順位は激しく入れ替わっています。

 逃げ切り態勢のレイチェルノウソを睨み、不気味なハクシュウノリキガクの動きも気になり、熾烈な駆け引きが始まっています。

 後ろを振り返るジョッキー。

 はやる馬に折り合いをつけさせようとするジョッキー。



 秋晴れの下、ここ京都競馬場は異様な興奮に包まれています!

 池の白鳥も、この雰囲気に呑まれたか、固唾をのんで見守っているのか、じっとして動きません!


 馬群は早くも向こう正面!

 十番コウヤノキヅナ、ズルズル後退。

 代わって二番手は十四番ビワイチ。

 追いすがる三番オーエンノヤイバ、十三番オレガワルカッタ、十五番マコトノデンセツ!

 内と外に分れ、先頭を虎視眈々と狙っています!


 おっと、ここでジョッキーの手が動いて二番サンセンゴウリュウ、スルスルッと動き始めました!

 中段グループまで追いつきました。

 そのまま、かわしていく勢いです!



 二度目の坂、高低差四.三メートルの登りに差し掛かります。

 先頭レイチェルノウソのアドバンテージが小さくなってきました。差は一馬身半ほど。

 内側の好位置をビワイチ、中をオーエンノヤイバ、外側のオレガワルカッタ。三頭の二番手争いが激しさを増しています。

 その直後につける十五番マコトノデンセツは先四頭を様子見か!


 中段の馬も差を縮めてきました。先頭グループにぐんぐん接近!

 後方グループも押し寄せてきます。

 ハクシュウノリキガクはまだ最後方!

 上がってきたサンセンゴウリュウ、すでに先頭集団にとりつき、オレガワルカッタをかわす勢い!


 さあ!

 レイチェルノウソが第四コーナーを回り正面を向きました!

 依然先頭!

 その差は二馬身!

 少し盛り返している!

 差は縮まらない!


 二番手、三番手の争いは混戦!

 各馬、もつれるように追い比べ!

 最後の直線勝負!

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