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8話 自動人形 と 崩壊都市

スフィアは入る直前

自動人形を墜としていた


すると的当てのようにボコボコにされていた



「ふむ

自動魔法が組み込んであるな」



魔法陣生成による自動魔法

圧縮機関搭載の自動魔法なら魔法源が永久に供給し続ける



「駆動場所の組み込み場所に削減してあげると

圧縮機関は崩壊する」



スフィアは木魔法で土の根っこから

自動魔法の駆動場所に絡み着いた


複数の木魔法を使用して粗方捕縛する



「これによって入り方が容易となる

俺の魔力が不足にならない内に

キャパシティ的に強力なまま入るとするか」



侵入すると

一斉に魔法陣から繰り出される


それをスフィアは反属性で相殺した



「自動人形が壊された時にちゃっかり確認していたんでな

反属性さえ分かれば安直な動きの自動魔法は対策出来る


手動の魔法陣生成とは訳が違うんだよ」



人間味がある方が自動魔法は便利である

工夫のし甲斐があるものと

工夫の出来ない自動魔法では訳が違かった



「こいつは

自動人形の群れだ」



自動人形が取り囲む



「奴等

まだ組み込んでいやがるのか」



反属性での相殺も回避しなければならない

寸前の不可避の場所で木属性の根を移動して

手で掴んで引っ張らせる



「そうか

そういう事か

何となく把握出来たぞ」



スフィアは考えた



「俺が回避しているこの自動人形はあくまで内部グループだ

グループ形成された自動人形が発足している」



根っこに対して

重力兵装させて

回転しながら回避する



そして最奥にはおそらくまた自動人形が存在する



回転運動の際に魔法陣形成

そして反射魔法を繰り出した


焼かれて爆破する自動人形達を背後に進む



「こいつは…自動人形が一体だ」



そのたたずまい

そして魔力が自動人形に集まっていくのを見るとそれが一級品だと気付く



「完全自動人形か

俺の攻撃が何度入れても崩壊しない」



スフィアがよけきれない場所から

針が繰り出される


危機感を募らせて甲殻兵装していたので助かる



「衛星からの攻撃か

やばいな」



「完全自動人形は惑星上部からのクラウドからの更新で動いている

魔法源が惑星全体


だから希少な存在で…」



隠匿魔法を繰り出して

衛星からの観測した不可避な攻撃手段から難を逃れる



「ここが昔都市だったのか?

都市にしか希少価値の完全自動人形は存在しないと聞く」



スフィアはそこらにある魔導書を読み込んでいた



「確かここら辺に…あったあった

昔の魔法使いが言うにはこういう事だな」







自動人形オートマタ

≪魔法技術の結晶体である魔法生命体の一つ

最初期の自動人形は常に魔法源を必要としている駄作だったが

圧縮機関の技術を取り入れた事で魔法を永久的に自身に供給する事が出来るようになった


また自動人形の中では

魔法源を世界から供給する事の出来る自動人形も存在する

完全自動人形ワールドオートマタと言われている≫



完全自動人形ワールドオートマタ

≪自動人形の中でも特別な存在

配置しているという事はその都市が極めて重視されている事が分かる

各都市は秘密裏に評価を付けられており

その評価によって魔法戦争の際にも派遣される数支援される数が変わって来る≫



【各都市の評価】

≪評価の部分としては

如何にその都市が経済効果があるのかどうか

その経済が発展するのかどうか

魔法隊の強弱はあるか

また魔法隊の戦績は高いかどうか

魔法学園の伸び代はあるかどうか


それらを加えた上で機械的な判断によって魔法戦争が作為的に作られることもある≫







「ここは昔都市が存在した

いや、移動したのか?」



何故ならキングリー等がいたからである



「魔法戦争で敗れた場所でこうして

完全自動人形が見離されて動いている


この先に何かがあるというのか?

しかし行き止まりだ」



完全自動人形の部屋にはそれしかいない

隠匿魔法を施して



「設置+削減魔法を配置

これでドリルが施されるだろう」



融合魔法であるそれは

土で重ねられた層を見事に削減する



「自動人形がパターン認識で

完全自動人形が目に見える者の観測だ


それなりの対処方法も分かっている」



完全自動人形は壁が壊れた事によって修復を始めるが

スフィアは先を行っていた







~内部~


「この森林の地下内部

まさか…」



スフィアは考えていた

キングリーに合って

自動人形にないもの


それは人の意思だ



「人間の意思は

時に誤解を生み

そして闇を生む」



スフィアは壁を調べる

やはりなと悟り殴る



「壁が壊れたな

脆いのだよ

こいつは土魔法で出来たセメントだ


火拳魔法を特化させれば脆弱な装甲」



自動人形がそれを作っていた

捨てられている自動人形



「何故自動人形がそれを作っていたかは分からん

自動人形は喋る事が出来ない」



自動人形の口を開ける



「何故なら自動人形の口の中は

このように破壊されているからな」



強引に見せたそこは何も無かった



「最初の段階で無口にさせる為に壊したのだろう

あいつらもか?」



自動人形と完全自動人形も

いずれも同じ状態なのだろう



「喋る事も出来ぬ自動人形か…

奴隷から逃れたか」



「キングリーの魔法隊も

奴隷を使役するのに長けていた


ここの近場に奴隷都市があるのだろう」









根を生やした木々が道を作ってくれている

辛うじて生きている



「これは…霧のようなものが

俺の身体に水滴が…


水気が出てきた

ここは…下水道か?」



歩いていくと

段差のようなものがある

木々で隠れているが


歩くとそこには下水道らしき姿がある



「木々に囲まれている

ここは木属性の宝庫だな」



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