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7話 森林 と 自動人形

精霊神が対価分現れて消えていった

スフィアは身震いが冷めやらない



「闇なる存在はそこまで何とも思わなかったが

精霊神が現れ俺は初めて身を震わせた

それだけあの存在は殺戮的だったよ」



キングリーはその後

精霊神が消える前の動作の生贄が足りなかったので

元世界に戻る為の贄として消え去る同時に風で切り刻まれていた



「だからキングリーを木っ端みじんにしたのだろう」



キングリーは土に還るだけだった

誰もそれを尊ぶものはいなかった

倒れ伏したままの魔法使いに話す



「そもそも何故この周辺地域を選んだ?

多分精霊神が宿る場所だったんだろう」



精霊神が宿る場所は魔法源が強い場所

スフィアは当たりを見るが魔法生物が跋扈している様子はなかった


辺りを見渡していると気付いた事がある

さっきまで戦闘を行った場所が修復されている



「木属性の塔は修復されずに

森林は修復されているな


つまりこいつはキングリーに関連した存在では無いって事か」



スフィアはそれを考えてまず最初に思いついたのが

森林を焼く事だった



「焦土と化せば

現れない者も現れるだろう」



絶叫する声が聞こえる

倒れた魔法使い達は火炙りに成り損ねていた



「あ、あぶねぇ

すまんな

木属性で運ぶから落ち着けよ」



自動+木魔法で運んでいく



「木魔法で植物錬成で

自動で運ぶから大丈夫」



病人のようにぶら下がって運ばれていく魔法使い達



「ありがとうよ」

「気を付けてな」



「うん

とりあえず行くか」






~森林~



「植物が生い茂っているが…

ここいらにいるはずだ」



音が聞こえる



「そう

音がするんだ

この音を辿って行けば」



周囲を警戒していると

魔法探知でキャッチした



「音波を感知したが

こっち当たりだな

よし走るぞ」



足音が草木によって認識されている

交互の音



「あちこちに走り続けているがバレバレだ

何故いない そうか」



方角へ加速を施しても

追いつかない程行方が分からなくなる



「魔法で爆散させたがやはりそういう事か

二つともその音の先には何もいない」



火魔法で森林の一部を燃やした



「燃やした森の先には誰もいない

足跡はあるはずなのだがな」



魔法探知をする



「これは人間だろう

人間の足跡

フェイクか?」



「しかし

その後足跡が無くなっている

両者ともにだ」






スフィアは火魔法で足跡の向いた方向に火魔法を撃ち続けていた



「火魔法で追尾していけばいい」



追撃するようにしていると

足音が再び始まる


物陰に隠れながらひっそり移動している

スフィアの火魔法によってそれらが相殺する形でどうにかなった



「ここが集約された場所だ」



「ここから何も無くなっている

一体どこに消えた?」



ヒントが一つも無くなった場所で

スフィアはたじろぐ



「そもそもここからいなくなるという事は

森林にテリトリーが存在するか」



「閉鎖的なコミュニティ

民族に近い

だから足跡を消されている


これは囮なのか?」



土魔法の砂塵を発生させたが

地面の凸凹が違う


足跡では分からなかった行方が分かる



「俺がその真相を分かった途端

どこから撃ってきた」



撃たれた方向を確認する



「あそこからか

ならば木魔法で植物の活性化」



木に擬態していた

それは変色出来るものだった



「魔法使いでは無いな

自動人形か」







「活性化を施した事で

自動人形を確保したぞ」



確認して人間でない事を知る



「自動人形だ

人間では無かったのか」



自動人形は

初期は魔法源が常に必要だった


その後、

圧縮機関技術で魔法源を常に自身の中で永久的に供給する事に成功した



「自動人形がここで仕切っているの何故だ?」



ある事に気付く



「そういえば

あいつらここで暴れていたのに

魔法生物が使役されていない


ここを仕切っていたのはあくまで自動人形か」







その時、捕縛していた魔法人形が動く



「活性化で捕縛されていた魔法人形が動いた

自動人形が俺に遅いかかってきたぞ」



植物が吸いついてくる



「なんだこれは

植物のようでいて滑り気ある」



スフィアを軸に爆発が連続的に起こる

それにひっぱられるように自動人形が急伸爆破する



「自動人形は玉砕覚悟なのか?

いや、違う

あいつら無傷だ


身体から放出されるゼロ距離爆発を

集団で風力大魔法で逃げ延びているんだ」



爆風などでは無かった

自動人形が施した大魔法による爆風だ



風圧に耐えかねて

スフィアは魔法陣を生成した



「ほら、そこに魔法陣があるだろう!

それがお前らの敗因だ

くたばれ!」



しかし無傷



「嘘…だろ

何故お前等無傷だ」



回避を無慈悲にする動作をしたのに



「そう

俺は風力魔法時の回避距離を計算したはずだ

だとしたら誰かがいる」



少し考える



「俺よりも遥かに高い長が

こいつら…もしかして自動人形では無いのか?

初期の劣等自動人形だというのか?」



魔法源が回収されていく



「魔法源を回収したら

軸が壊れて自動人形達が動かなくなり出した


やっぱりそういう事か」



声をかける



「一体だれだよ

と言っても出て来てはこれねぇか」




解除魔法で

幻想で作り出した結果が分かった



「そう

植物の叩いた時の音だ

これが全く違う」



スフィアは植物に対して

一斉に確認魔法を施した叩きを行った

解除化された現実の音と聞き分けていた



「この植物だけ音が違う

空洞のような音だ」



兵装ドリルで削減すると

空洞なのですんなり削減出来た


そこは空洞であり中に入れる仕様だった


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