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風吹く春にあなたを想いし日々
あなたを好きだったことは、私と月だけの秘密にしておいてください。
誰にも知られぬように、そっと砂に埋めてしまうから、どうか誰にも知られませんように。
だけど、もう言語化しないと抱え切れないから そっと記すわたしだけのひみつ。
「もう、会えないよ。わかるね?」
そう呟いたあなたの声が今も忘れられない。
あれから3年、わたしは今でもあなたの姿を探す癖が抜けないまま、今日もあなたと出会った春の日を迎えました。
どうか、元気でいて。
さよなら、二番目に好きなあなた。