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タイガルフ  作者: 波左間たかさ
4月
13/81

12

「次?次は騎馬戦だよ」

 騎馬戦?そんなの去年まであったか……

 考えてみても真剣に参加していなかったためか思い出せない。だが、多分なかったと思う。

 なぜなら、そんな楽しそうな競技に俺が参加してないだなんてありえない。

「シュンくん、目がギラギラしてますね」

「武田は知らないかもしれないがシュンって割と血の気が多くてな、騎馬戦だとか棒倒しだとか結構好きなんだよ」

「そうなんですか、なんか僕も燃えてきました!ドッジボールでは負けましたが、騎馬戦では‼」

 燃えるタイガと俺を見て、弘樹がケラケラ笑う。

「おぉ、リベンジに燃えてるねぇ!いいねぇ!まぁ、でも……」

 弘樹が俺の肩に手を置き、優しく微笑む。

「お前、ベンチな」

「は?」

 今、弘樹は何て言った?

「シュン、お前はベンチ、控え、補欠、サブ、二軍」

 これでもかと類語で畳みかけてくる弘樹の言葉に思わず苦笑する。

「な、な、な、なんでだよ!」

 肩に置かれた手を掴み、言い寄る。

「シュンはウチの切り札だからな。怪我されちゃ冗談にならねぇ」

 弘樹はケラケラ笑いながら続けた。

「そ・れ・に~」

 俺の首に手を回し、耳打ちする。

「こんな競技で怪我してリレーのアンカーとしての仕事が出来なくなる方が困るんじゃないの~」

「っうぐ……」

「リレーのアンカー……かっこいいよなぁ、きっと吉田さんも『キャー!シュンく~ん‼』って黄色の声援を……」

 手口が汚いと思いながらも嘆息しながら了承する。

「わーったよ、わかったよ……」

「え‼シュンくん騎馬戦出ないんですか?」

 結論しか聞いていないタイガは、それはもう驚いていた。

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