表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/32

003 オーク誕生

 0.002% オーク


 「ん?このオークってのはなんだ?」


 『生物が大量に発生していますので、生まれた物はこちらで仮称をつけさせていただきました。』


 「うん。それはいい。で、オークって?」


 『ゴブリンがいのししと交わり誕生した生物です。ゴブリンより体が2倍くらい大きく猪に近い顔をしています。』


 ふむふむ。


 「もう少し数を増やせない?」


 『運命様。でしたら、オークに木工スキルを授けてみてはどうでしょうか?』


 「選択さん。それ採用!これで発展して!生産したものでの交流が行われて!」


 『ざ、残念なお知らせです。』


 「ん?」


 『木工をくしして石斧や石槍を作って、ゴブリンと戦争三昧です…。』


 「…。」


 なんてこった。


 『あ?!見てください。オークに羞恥心が芽生えたようです。』


 「なになに?」


 『腰に獣のかわを巻いています。』


 「それが、どったの?」


 『つまり、他者を意識しています。つまり、自己からの意識の次の他者からの意識を想像する感情を獲得しました。』


 「ふーん。僕は全裸だけど意識的に劣っているってこと?」


 『運命様は、まず見られることはありませんので、意識する必要はないです。』


 「確かに…。この白い空間に僕だけだしね~。そういえば、知的生命体以外の動向も知りたいな。」


 『そうですね。では、巨大な肉食生物をピックアップしますと、ザウルス系やギドラ系などが現れました。こちらがギガトンザウルスになります。』


 ゴブリンを一口で食べてしまいそうな巨大な口。そこにはゴブリンの腕ほどの長さの牙がずらりとならんでおり、強靭に発達した後ろ足で二足歩行をしている。獲物が多く、手を使う必要がなかったためか前足は退化している。


 「あ、ゴブリンが飛びついて、交尾してるぞ?!」


 『チャ、チャレンジャーですね…。自分の10倍以上の相手に…。』

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ