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021 大戦

 『魔法の進化で、巨大な竜巻を起こす大魔法トルネードと、地中からマグマを噴き上げる大魔法ボルケーノが誕生しました。力に溺れたヒューマンが魔帝国に取られた領土を奪還するとこじつけて戦争を始まりました。』


 「魔法でお菓子だけ作ってればよかったのにねー。」


 『今回はドワーフがドラキュラ伯爵からワインを盗むために戦争に参戦。エルフも森を枯らすアンデットキングの討伐に参戦しました。』


 「コーヒーでも飲みながら、観測しますか。」


 『ココアを作りましたので、ココアをどうぞ。』


 ふーふー。こきゅこきゅ。あまっ?!うまっ?!

 「選択さん。これサイコー!」


 『コーヒー(・・・・)がお好きな運命様のお口には合うと思いました。』


 「あら?あらあら?国々の周りのゴブリンの様子がおかしいよね?」


 『これは、発動し終えた魔法が魔素に戻り、その魔素にかれてゴブリンが集まっています。ゴブリンによる蹂躙。ゴブリンピードが始まります。』


 「バンバン魔法使ってるからねー。ドワーフとエルフが撤退したね。」


 『魔帝国とヒューマンの国を合わせた人口の100倍のゴブリンが集まってきてますね。』


 「あー、滅ぶかー。」


 『魔帝国とヒューマンの国が停戦し、ゴブリン対策に協力し始めました。』


 「おや?大魔法を使わなくなったね。」


 『知的生物です。少しは頭を使って考えてもらわなくては。』


 「おー。押し返した?」


 『いえ。魔素が弱まり、飽きたゴブリンが元の住処に戻ったり、別の住処を探しにいったようです。ゴブリンの増減だけをみると、大量の魔素を取り込んだので倒されたゴブリンより増えたゴブリンの方が多いくらいです。』


 「あ!停戦破棄して魔帝国がヒューマンの国に攻め込んだ。」


 『頭の使いどころを間違えてます。』


 「だねー。結局、ゴブリンの一人勝ち?」


 『魔帝国とヒューマンの国の人口は激減、魔帝国が荒れたことにより生産の減ったワインはドワーフには届かず、大量のゴブリンでは迷いの森も機能せずエルフの畑がほとんどダメになりました。』


 「選択さん。ココアもう一杯。」

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