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勝手に上がったらどん底まで落とされた






それからは本当に大変だった………本当にすごく大変だったんだよ!!!



ことある事に男子からはルナの好みを聞かれ、女子からは忍との関係を聞かれ、あまつさえ謂れのない嫉妬を買って軽い嫌がらせも受けたことあった

私がいくら2人に関わらないように徹底してもあいつらがそれをいとも容易く破ってくるから女の子の友達なんてほっとんど出来なかった



いやあ〜、今にして思えばあんなにあの2人と関わりたくないって思ったことはなかったな〜

中学の時はそんなでもなかったのに高校に入った途端のあれだもん

女子高生怖い

あっ、私も女子高生じゃん




でも!!その辛く長い一年も終わり新しいこの一年!

なんと私はこいつらとクラスが分かれたのだ!!!


ありがとう神様仏様閻魔様!!!ずっと拝んでた甲斐がありました!

これでようやく私に平穏が訪れる…!!



「ねぇ、ルナの隣で勝手に変な儀式始めないでくれる〜?生贄に出されたいの?」



「お前は悪魔でも呼び出す気か?」


ていうか、呼び出さなくても悪魔ならもういるから

お前がもう悪魔だから



「つか最近トモ機嫌いいよなー、なんかいい事あったのかよ」



「何言ってんの忍、あったに決まってんじゃん。あんたたちとクラス離れたこと私がどんだけ喜んでると思ってんの」



ルンルン気分でつい口を滑らせてしまったけど言った数秒後に自分の過ちに気づいた



ギギギギギッと壊れたロボットみたいな動きをしながらゆっくりと後ろを振り返る



数歩後には明らかに拗ねたような顔の忍と可愛らしい笑顔を浮かべているくせに死神を召喚してるルナ



「トモ酷ぇよ!俺達は寂しかったんだぞ!ガキの頃からずっと一緒だったのによ!」



「ルナがそれを言うのは許されるけどトモが言うのは絶対ありえないんだけど〜?調子に乗ってんじゃねえぞ?」



「ちょちょちょ!お、落ち着いて二人共!!てかルナ素が出てる!!」




慌てて弁解しても時すでに遅し


気まずくなりながら3人で学校に向かって別れ際に今日一可愛い笑顔を浮かべたルナに告げられた




「トモ〜?例えクラス離れてもルナ達はトモと一心同体だから〜………分かった?」





死刑宣告を







あっ、やばい

胃がキリキリしてきた、誰かお助け……うっ








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