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プロローグ

2万字ちょっとの拙く短い物語です。

二時間おきに更新して、投稿本日20時に完結します。

短い作品なので、ぜひ最後まで読んでください!

最初は特につまらないと思いますが・・・

「頼む。何があっても守り抜いてくれ」


 暗く光を閉ざした部屋で、壮年の男が深々と頭を下げた。

 それに倣って、後ろに控えている数十人もの人々までもが頭を下げた。

 誰も躊躇することはなかった。地に額がつくまで低い姿勢だった。

 それに対し、男たちの目の前に座る少女(・・)


「分かりました。この命に代えても必ずや――」


 まだ十代半ばにしか見えない風貌で、年齢にそぐわない殺気だった空気を纏っていた。

 男たちはその年若き少女の言葉を聞いて一安心した。


「これで我らも心置きなく死ねる(・・・)

 男はそう言った。何とも穏やかな声だった。

「……他にも道はあります」

 少女は、渋い顔をして言った。

 少女は分かっている。彼らを止めることはできない、と。

「確かに、他にも道はあるだろうな。しかし、我々はこの道を歩むと覚悟を決めたのです」

 男たちの表情はとても朗らかだった。


「龍泉寺の魔術は今代をもって滅びの道を歩みます」




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