4/6
ジョンの場合
私の名前はジョンだ。
しがない探偵をやっている。
私は今1つの事件について調べている。
「今回もハズレ、か……」
とある病院に関する仕事なのだがここから先は秘密だ
「次の情報提供者に会いに行かないとな……」
そういって細い路地に入り込む。
探偵をやっていると嫌でもその地域の地形、それもネズミが通るような細い路地まで覚えてしまう。
そこら辺の学生の言う近道とは全く訳の違う近道を進む。
「ん?何かがおかしい、なんだこの違和感は……」
違和感は感じたがその存在に気づく前に意識を手放してしまったようだ。
まるで長時間寝ていたかのように働かない脳を無理に動かして目を開けるとそこは路地とは違う意味で荒れている見慣れない光景だった。