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不死身少年と死神少女  作者: YUKI
罪悪感と生神少女
9/32

ep8 痛み

春休みに入ったけど全く休めてる気がしないYUKIです。

今回の話でヒロインの魅力を文章にするのって難しいなと実感。

自分の文才の無さも実感・・・orz

 岡崎と青葉は街中を歩いていた。


 正確には青葉は岡崎から逃げようとしていたのだが・・・


 その考えは脆くも崩れ去るのだった。というのも、


 岡崎「ねぇ、青っち~この店入ろうよ。」


 青葉「いや、俺はいい。ここで待ってるから行ってこいよ。」


 岡崎「もしかして逃げようとしてる?」


 青葉「・・・・・・そんなことはない。」


 岡崎「今の間は何?」


 青葉「いや、だから・・・。」


 岡崎「ほらほら入るよ~。」


 青葉「ちょ、押すなって!」


 ・・・このように全く遠慮がないのである。


 青葉はいつもの2割り増しぐらいの恐い目つきで岡崎を見ているのだが、

 

 全く意に介すことが無かった。


 今まで2,3軒の店を回り逃げようとしたがどれもことごとく潰された。


 今回も同様だった。


 青葉「ところで、新入生歓迎会って具体的に何をやるんだ?」


 岡崎「学園祭の寸劇をやって学校行事への関心を持ってもらったり、


     部活動の紹介をして自分が入りたいと部活を見つけてもらったり、


     簡単なゲームをしてコミュニケーションをとってもらったりするんだよ。


     私と青っちは執行部の実行委員だから学園祭の寸劇担当だよ。」


 青葉「・・・?ちょっと待て。”執行部の実行委員”ってどういうことだ?


     俺たちは”クラスの実行委員”じゃないのか?」


 岡崎「違うよ~。私が自分のクラスで募集しただけだよ。


     だけどやりたい人が誰もいなかったから私が青っちを指名したんだよ。」


 青葉「はぁ!?俺は執行部の人間じゃないんだぞ!


     勝手に俺を実行委員にすることなんてできるのか?」


 岡崎「生徒会のメンバーの推薦なら可能なんだよ。


     でも、結構反対されちゃって大変だったよ~。


     みんな説得したけどね~。」


 よく説得出来たな・・・ってそういうことじゃない。


 ここまでくると意味不明だと青葉は思った。


 岡崎はクラスからではなく、学校の全生徒(1年生は含まないが)から


 自分を選んだということだ。


 友達になりたいという理由だけで。


 青葉「全く意味が分からんな。」


 岡崎「ん~何が?」


 青葉は疑問を口にしたが、岡崎は劇に使うための道具を選びながらのんきに答えた。







 岡崎「今日はありがとう。おかげで道具が買えたよ~。」


 青葉「別に知ってる店を何軒か教えただけだ。ほとんど何もしてない。」


 岡崎「ちゃんと着いてきてくれたことに意味があるんだよ。」


 青葉「そういうものなのか?」


 岡崎「そうだよ!」


 岡崎は満面の笑顔をこちらに向けてこう言った。


 肩の辺りまで伸ばしているつやつやとした茶髪。


 くりっとした目に淡い赤色の唇。


 綺麗だと思った。とても。


 ずきり、と頭が痛んだ。


 頭の奥の方。深いところが鈍く痛む。


 今、青葉が抱いた感情をかき消すように。


 少しだけ青葉は顔を歪めた。


 岡崎「どうしたの?どこか痛いの?」


 岡崎は心配そうに尋ねた。


 青葉「・・・いや、何でもない。」


 岡崎はなおも心配そうな顔を向けてきたが青葉は目で制した。


 青葉「用は済んだろ?俺は帰るぞ。」


 岡崎「あ、ちょっと待って。メルアドを教「誰か!その男を捕まえて!!」え?」


 そのとき-------街中に若い女性の声が響いた。

感想等お待ちしております。

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