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8/10

『とある生徒会と現代魔術っ!?』――その8――



さてさて。大変お待たせしましたっ!まだまだ続くコラボ企画もあます所後2話で完結の予定です。


ここまで長々となり。本来の原作者事夜琉さん。すんませんっ(;^_^A



前回の続きになります今回はっ?

再びあの凹凸コンビがっ?荻高生徒会副会長事。"優希他君"とオカルト部でのバカキャラ事マリオンが再びやらかしますっ(笑)

はたしてっ。



そんな訳でっ。

『これが俺らの生徒会!!〜青春という名の悪ふざけ〜』


『光学の超高密度収縮粒子砲戦記』


始まり始まりっ!

 



 ここは『荻野原高等学校』その特別課校舎の裏の更に奥。

 雑木林の間からひっそりと顔を覗かせる廃棄。

 『荻野原高等学校旧校舎』がある。

 物語はこの旧校舎を仰ぐ二人の人物達から始まる――。




  ◇◆




 突然の妖しく輝く閃光が幾つも連なる。

 バチリと軽い音を響かせながら走り去る。



 深紅に彩られた承継文字が浮かびそれ等を青い大きな瞳を泳がせながら素早く読み取る。



「うしっ!術式の逆算に成功したよっ。これがこの建物全体に掛かる『Absaln(アプサロン)』本体ねっ。」


「んっ?なに、マリオン。『鼻臭い(ハナクサイ)』?だったらティッシュが――。」



「ちがぁぁうっ。んもぅ〜っ。いいっ!なんでもないよっ。」



 深紅に輝く結界を前にバタバタと独自のマントを激しく揺らし、両手を前に掲げるマリオン。

 ニッコリとハニカム表情で自分の背後に佇む優希他に何かしらのジェスチャーを送る。

 彼女の目線に気付き、わざとらしく爽やかな笑顔でほほ笑み返す彼。

 当然マリオンはそんな場違いな彼の仕草に冷や汗をかきながらヒクリ…。と片眉をひくつかせ固まりだすのだ。


 少々ぎこちないため息を漏らし気味な作り笑顔のマリオン。

 反面彼女に向かい『がんばって〜♪』と爽やかなウィンクで応える優希他と…。

 いやwヤハリなんやかんやでこの妙な"コンビ"はシリアスを通り越しかなりシュールなのだが。



「(まったく…。でもちゃっかりと仕事してくれているから別にいいんだけどねっ)」



「なんだ?マリオン。借りてきた猫みたいな顔して。"餌なら"さっき――。」



「んもぅいいっ!な・ん・で・も・ないよっ!」



 ブツクサと文句を言いつつマリオンは、そんな彼が今現在右手に握るホルダーを辞任する。

 それを青い大きな瞳を泳がせ確かめながら、再びキッ!と真剣な眼差しに戻る。そして再び目の前に現れた複雑な結界の削除を始めるのだ。



「――ka゛mpar(戦士等が)――Efter-sin-broder(己等の兄弟を想い)satte―srenen(ここに石碑を建てし)gingo-narmast―(一丸となりて前進する者よ」



 水色の髪をサラリと揺らし詠唱する彼女。



 優希他は彼女の背後に身を潜めながら、轟っ!と吹き荒れる突風に両足の先に力を込る。

 バタバタと暴れるシャツを気にしながらマリオンの様子を伺う。

 片手を目線の先にそえる。 眩ゆく照らす閃光から視界を守るりながら、右手に持つホルダーbrakteaten(ブラクテアートゥ)をぐっと握り締める。

 目の前で紫色のマントをはためかせるマリオンの背中をじっと見つめ。彼も又真剣な眼差しに戻り何かしらを待っている。



「まったく…あなたは、ふざけているようでちゃんと仕事してるじゃない!ありがとうね優希他っ。私の背中。あなたに任せるよっ!」



「へいへい。あまり煽てても何も出ないぜっ。んな事より…くっ!早くっ。でなきゃマジ限界だからっ!」


 背後の彼の様子を横目で見つめながら。彼がちゃっかりと右手に握り締める物を再度確かめる。

 優希他本人は気付かないようだが、彼の体内に宿す魔力と何かしらが干渉し、蒼白い輝きを放っているようだ。



「(ふぅ〜ん?あなたの身体に魔力…。以外だな。行けるっ!)」



 その思考と同時に核心したのか誇らしげに右手に持つ何かしらの杖を振りかざす。

 小さな身体を生かし、全霊の蒼く眩ゆく照らす魔法陣を描く。

 水を司る精霊達なのか、2人の魔力が連動する。

 眩ゆい光跡を残しながら描かれた魔法陣の周りをbrakteten(フラクテアートゥ)の作用で具現化した妖精達が飛び交うのだ。



「今だよっ!さっき私が教えたSpell(スペル)っ。早く。優希他さんっ!」



「へいへい。魔法使い様っ♪えっと〜。あ…『Auber-elves-water(妖精王の水遊び』ぉ〜…。だっけ?っておわぁっ!!」



「んもぅ〜…。少しは真面目にやってよ〜w」



 何とも。彼が手に握るホルダーの作用と冗談半分なお遊び気分での優希他が発動させちゃった魔術。ピンク髪事光雄ですら解けなかった最終的な結界は全て消滅した。



 発動と同時に遥か後方まで吹き飛ばされ、もみくちゃになりながら尻餅をつく二人なのであるが。



「でもでもぉ〜。すっごい!優希他。あなた"魔術師"になれる素質あるよっ!ほらっ。あなたの魔術のお陰でっ……おか――はれっ?どうしたの?」



「なぁ。マリオン先生〜っw…」



「ほぇっ?せっ!?//じゃなかった。ていうか何処から声が?」



 その場でキョトンとした表情で周りをキョロキョロと見渡すマリオン。

 しかし肝心な彼の姿は声は聞こえるもまったく辞任出来ずなのである。



「うぷっ…。先生〜♪さっきからすっげぇ〜重いんすけど〜っ!うげぇw…もう俺ダメかもねっ♪」



「わわわわっ!ちちちょっと優希他さんっ?そんな。しっかり!!」



 何というかw…。マリオンの下敷きになりながら伸びる優希他に大きな青い瞳をパチクリさせ飛び起きぎわに激しく彼の身体を揺すり出す始末。



 さっきまでの強気な彼女は何処へやら。

 あたふたと目尻に涙を浮かべ取り乱すマリオンにぷぷっ♪と死んだふり?を装いながらも、必死に笑いを堪える優希他。



 更にそんな凸凹コンビな二人の様子を先程から冷めた眼差しで両腕を組む。

 渋々とため息混じりで眺める人物の気配にマリオンはピクリと反応する事数秒後。

 あわてて振り向くのだが。



「はぁ〜…。あんた等と言い。さっきどっか逃げちまった圭輝と言い…。みんなして真面目にやる気あるんかいっ!つーか。優希他〜。ほんまマリオンと"コントデビュー"した方がええんとちゃうか?」



「ほへっ?」



「ぷっ…。あははははっ♪だってさっ。良かったな先生っ!」



「あのなぁ〜…。"先生"って何処の誰やねんっ!」



 何とも。未だ状況が掴めず再びあわわw…。と、取り乱す先生?事マリオンを囲み。

 なんやかんやで無事に再開を果たした3人。

 後は。一体どこぞへと逃亡中の圭輝を取っつかまえれば通称"真面目チーム"は全員揃うのである。




   ◇◆




 一方下の階で優希他達が再開している頃。同じくここ旧校舎の二階では。



 永い月日に風化し、綺麗に割れ落ち。

 完全に吹きさらし状態の大きな窓から吹き込む風にバタバタと煽られる人物の姿が映る。



 この真夏の季節には不具合な冷たさを地肌に感じるのか。

 カサリと。両手の平を小刻みに擦りながら辺りを警戒する圭輝。



「(うぅ〜…寒みっ。こんな場所までいつの間にか来ちまったんだ?景色は大分上になったな。多分二階か。にしても…。)」



 ガチャンと足元に散乱するガラス片を踏みつける。 更に目の前にある大きな窓から顔を出す。

 その彼が見下す視界の先に見える校舎…多分真ん中の広場か、中庭を挟み、Uの字になっているのだろう。



 そして更に、遥か下方に見える校舎の窓から数名の人物の姿を辞任するのだ。


「んっ?まさかっ。」



 一体全体何を見つけたのやら。一瞬両肩をピクリと強ばらせる。特徴のある黒髪を揺らしながらブンブンと首を左右に振る事数秒後。

 カチャリと自慢の黒ぶちメガネを掛けなおす。そして再びマジマジと覗く。



「ふぅ〜…。紫苑じゃなかったか。しかもあのセンター分け。優希他か?それに水色?……おわぁっやっべ!」



 遥か下方から見える人物の一人と目が合う。瞬間的に、にこやかな満遍な笑顔で紫色の手をブンブンと振り初める人物を辞任する。


 しかし問題はその人物達に交じる約一名のお方なのだ。

 背後から水色の髪をわしゃりと鷲掴みにする。

 当然黄色い声でギャーギャー騒ぎ立てる人物を踏み台にしながら可愛らしく長い黒髪を揺らし身を乗り出す。そしてっ?



「けぇぇぇぇいきぃクゥゥゥゥゥゥゥン(笑)」



「――え?」



 突然のとある"危険極まりない"金髪グラサンバーテン?の如く口元を引く尽かせながら告げる一声にピクリと反応?。

 右手で器用にメガネの端を持つ。

 更にキラリとそのメガネを光らせながら下方で勝ち誇る表情の少女と目が合い一時停止の如く固まり出す。



「やっと見つけたでぇぇぇぇぇっ!動くなやっ。直ぐ行くから待っとれやぁ!」


「うがぁぁぁ!ヤハリ紫苑ちゃんがぁっ。やややっべ。とっ。ととにかくっ。」


 とまぁ…。再び不適な笑顔をこぼし際に無理やりギャーギャー騒ぐマリオンを更にいぐぐいと締め付け始めるが。



「いたたたっ!突然なんだよ紫苑っ。」



「あっ。ごめんなマリオン。悪気はなかったんや。なんや?ていうかっ!優希他さっきからクスクスと。気色悪いねん。」



「いやいや…。ちょっとなっ♪マリオンがまるでペットみたいに…。じゃなかったw…っつーかそれよか多分。あれ。圭輝だよな。」


「知っとるわ!それくらいっ。」



 何とも今度は真ん中でぷるぷると水色の髪を震わせ謎の挙動不審に陥るマリオンの様子が相当受けたのか。

 優希他までも紫苑を挟み。彼女の頭にのっしと寄りかかる。



 今度はむぎゅるwと羽交い締めに会い。『う"ぅ〜w…』と?謎のうめき声を発し小さな身体を必死にばたつかせる彼女をスルー。



 優希他は。紫苑と共に二階の窓でメガネを光らせ謎の思考停止に陥っている圭輝をどう生け捕るのか話し合いを始めるのだ。



 しかしこの旧校舎内で一番厄介な危険極まりない魔術師事マリオンの導火線に火を付けちゃったとも知らずにっ(爆♪)



 本来の目的を無視し。ここ荻野原高旧校舎内でのとんでも混乱(カオス)は刻一刻と優希他達に差し迫るっ?



 更に無理矢理だが

次回へ続くっ(笑)

 〜おまけコーナー〜



光雄「さてさてっ!最近登場回数が少ない割にピンクピンクと罵られっ。本来の"主人公事"?俺様っ。」


光雄「ありっ?」


紫苑「ぼそ……ピンク。」


光雄「いや………(汗)。」


紫苑「つーか前から非常〜に気にしとったが。何であんたピンク髪やねん?」



光雄「んなっ!?」



優希他「だよなぁ〜。すっげ気になる。なぁ光雄。」

優希他「ぼそ……。俺達はお前の味方だぞっ♪だからさぁ。」


宏人「ぼそぼそっ……。大丈夫だからさっ。ちとその"ピンク"になった"事情"をこっそりと。」


光雄「みっみんなぁぐすっ(涙)あっありがとうなっ♪そうだよっ俺様だってなぁぁ〜。"アイツ"に会わなかったらぁ〜!!"アイツ"のせいで。そう奴は――。」

バキィッ!「ふごぁっ!?」

マリオン「んっ?なにっ?紫苑、あっ。ちょっと用事があるからこの"バカ"回収してくねっ!」ずるずる…。




    ◇◆



優希他「なぁ。宏人…。一体なんだったんだ?マリオン。」


宏人「さあ…。いんや。多分光雄のピンクの原因」


紫苑「つーか多分"あれ"が原因とちゃう?…ちらっ」



"あれ"→マリオン「んっ?まぁまぁそんな事よりっ

荻高本編原作とっ私達の光学っ!」


"犠牲"→光雄「うぐっ(涙)んで元祖原作者事"夜琉さん"所のコラボっ。みんなっ。」


優と紫と宏「「「よろしくねっ!!」」」




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