1
短編ですかね。あまり何も考えず書いています。
目が覚めたら無人島にいた。昨日、布団に入って眠りについて、目が覚めたら無人島。
あるいは、これは夢の中の出来事なのかもしれない。そう願いたいところだ。
僕は海辺の砂浜に大の字に寝ていた。
目の前に一羽の海鳥が舞い降りた。そして、僕にこう言った。
「ここは無人島だ。わたくしは昔からこの辺をよく飛び回っているから、ここが無人島だとわかる」
そういうわけで、僕はここが無人島だと一旦仮定することにした。
「ここは、大して大きい島じゃない。君が一時間歩けば、島の全体を回ることができる」
僕は、ふと疑問に思った。
「なんで君は人間の言葉がしゃべれるの?」
「ここは、特別な場所だ。ここでは、あらゆる常識が通用しない」
「だから人間の言葉が話せると?」
「わたくしは、ここで君を見守っている。必要とあればアドバイスする」そう言うと、海鳥は空へ飛び立っていった。
もう少し説明欲しかったな。
僕は諦めて、島を散策することにした。
海辺には、パッと見た感じ何もありそうに無い。
「あきらめて、ジャングルの中入ってみるか、、」
ちなみに、今の服装だが、寝間着の半袖半ズボン。気温は適温だ。おそらく20℃くらい。別に不快には感じない。持ち物は無し。
空は雲一つない快晴で、少し風が吹いていた。その風が気持ちいい。
今は、島の下部分にいるのだろうか? 方角で言えば南側。
まあ、考えていても仕方ない。
僕はうっそうと茂るジャングルの中へと歩いていった。