第49話 この先に待つもの
1段階の進化を使ってリクードル副長を倒す事にしたリナはこれで倒せると言う確証は無かったものの、もう2段階まで、力を溜める時間は作れないと判断した。それはリクードル副長が何かを狙っていると言う、危険を察知した為であり進化を使ってからの雷で勝負を決めようとしていた。勝負はこれまでの様子とは打って変わり一瞬で決まった。どうやらリクードル副長は、カウンターアタックを狙っていたようだが、リナの剣速が速すぎて不発に終わり、リナの雷をモロに喰らった。リナは確かな手応えがあった様で、雷を決めた時「あと一人」と絶命して行くリクードル副長に言った。リクードル副長は最後に「アクナゼウロ2世皇帝閣下には勝てんぞ?」と言い残して死んだ。リナには負け惜しみにも聞こえたが、次なる戦いに向かわねばならなかった。連戦の疲れも見えていたが、この先には敵の親玉であるアクナゼウロ2世が待ち構えている。ただリナは満身創痍であった。リナは自分が持てる力の90%以上を使い果たしやっとリクードル副長を倒す事に成功したのであった。




