第40話 副長リクードル
パミューラスを倒したリナを待ち構えていたのは、アクナゼウル王国No.2の副長リクードルであった。実力もさることながら、ここまで卓越した手腕でアクナゼウル王国の快進撃を支えて来たカリスマ性のある、政治家でもある。アクナゼウロ2世の信頼も高い。そしてアクナゼウル御三家等目でもない程の戦闘力の持ち主でもあった。
「おい、小娘?止まれ。」
「次の相手はあなたなのね?アクナゼウル王国総合参謀副長リクードル。」
「まぁ、そう慌てる事もあるまい。直ぐにこのワシが地獄に叩き落としてくれるわ。それにしても御三家全員がクロムガス王国竜騎士団の小娘にやられるとは、計算外だったな。」
「クロムガス竜騎士団の力を舐めていたわね?」
「よく見たらかなりの美人じゃないか?まぁ、だからと言ってこのアクナゼウル王国の進撃を邪魔するならば容赦はしない。覚悟しろ!」
「貴方を倒して私はアクナゼウロ2世の元へ行く。」
ガキィーンガキィーンガガガキィーン。
いよいよアクナゼウル王国No.2の男と戦う事になったリナはいよいよ、この憎しみの戦いの旅の終わりが見えて来た。




