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第10話 師匠の言葉

リナはスタインバルトに聞いた事をケイツァーに話した。彼はリナにリザベラに乗ってドラコリア公国内のパトロールを命ずる。


3時間後一通りのパトロールを終えたリナは確かに南の方角からアクナゼウル王国の大軍らしき影を確認出来たとケイツァーに報告した。


「リナ、修行が途中になってすまないが、緊急事態だ。ドラコリア公国がアクナゼウル王国に攻撃されるのは時間の問題だとは思っていた。とは言え、ただぼーっと見ている訳にはいかない。このサーベルで、この命尽きるまで敵を倒す。リナのサーベルのセンスは私が保証する。だから、後は自分の手で雷や新技を極めて欲しい。」


ケイツァーの言葉は胸に染みた。しかし、共に戦うとは言え無かった。他所者の自分がドラコリア公国の為に戦ってもし命を落とす事になれば、何の為にクロムガス王国から生き延びたのか分からない。ケイツァーもそれが分かっていたから何も言わなかった。リナとケイツァーはここで別れてしまう。これが最後の会話になるとは知らず。

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