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第1話 落日のクロムガス

「リナ!ここは俺に任せて、お前は土羅権ドラゴンサーベルの元へ急げ!」


リナは、クロムガス騎士団ゲムス隊長の指示で城下の宝物庫へと向かった。


「ここからは一歩も通さない。」


リナは、来る事の無い敵をずっと待ち続けていた。


「ここから離れる訳にはいかないけど、外の様子が気になるわ。」


竜伝歴594年、クロムガス王国はアクナゼウル王国と大規模戦争を繰り広げていた。謎の新兵力の登場により、膠着状態だった両国の力関係がアクナゼウル王国側に傾く。現在はクロムガス城を攻められ、クロムガス王国は落日の下にあった。


リナは土羅権サーベルを置いて外に出た。その目の前には大手を挙げて喜ぶアクナゼウル兵の姿があった。


「リナ…。我々は負けた。後は頼むぞ。」

そこに居たのはリナを拾って育ててくれたクロムウェンザー二世王その人だった。リナは亡き王を父と慕っていた。


「父さん…クソー!」

しかし今のリナにはどうする事も出来なかった。それでも彼女はアクナゼウル王国に対する怒りと憎しみが収まる事は無かったのであった。

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