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New Braver  作者: manaka
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23/62

リーダーであるために

『あぁぁぁーーー!!』

俺たちはこの滝さんの悲鳴が出た時にはもうアジトにいた

なぜこんな悲鳴をしたかと言うと

ジャヤが滝さんのネックレスを引きちぎり、制御していたであろう、身体の中にある敵の力が解放されたのだ

滝さんは幸い敵の姿には戻っていない

だけど、苦しんでいる

「はあ、はあ、はあ……」

「滝さん、大丈夫ですか!?」

雅人は心配して苦しんで座り込んだ滝さんの傍に駆け寄る

「ふ、ふふ…滝 なぜ私がお前のネックレスを引きちぎったか分かるか」

「なに…?」

「お前の身体の中にある私の力を制御するためのものだろう? 気づいていたよ ついでにその青いブレスレットもな!」

滝さんは思わず自分のブレスレットに手を添えた

「!!」

「どうせ死ぬんだ そんな防御するアクセサリーを持っていたって無駄なあがきよ」

雅人は心配して滝さんに話しかける

「滝さん、敵の力は解放されましたか?」

「戦わなきゃ分からないな… くそっジャヤと戦わなきゃならないのに、棍棒がない!!」


<挿絵>

挿絵(By みてみん)

ジャヤはそんな滝さんを見て嘲笑う

「く、ははは!! 形勢逆転というわけか! ならば私の残っている力を解放したらどうだ?どうせこの街は滅ぶんだからな」

「それでお前に勝てるなら…!!」

滝さんは再び立ち上がり、両手を前に差し出した

「私とやる気か」

「"天華乱舞・無刀"!!」

滝さんの技は基本武器を持ちながら戦う戦法だが、今回は武器がないので素手で自分の技を放った

棍棒はないが、それでも十分過ぎるほどの威力だった

ジャヤの力も含まれている

「うわあああっ!!」

滝さんの属性は風 巨大な竜巻を生み出し、ジャヤがアジトの奥へ吹き飛ばされた

ガシャーン!!

吹き飛ばされた音は大きかった

「すごい…滝さん、武器無しで!?」

「ジャヤはこれぐらいでは死なない」


「滝!!」

後からテレポートで純さん、智嬉さんが合流した

「お前ら何で!?」

「助けに来たんだよ ほら、滝 お前武器忘れてっただろ 今の技棍棒なしで出したのか」

純さんは大型の棍棒を滝さんに差し出した

「純、ありがとう! 智嬉も… これは新しい武器…」

「司令官がいつまでも木製の棍棒じゃ勝てないって言ってたぜ 滝ならきっとその武器を扱えるって司令官が言ってた 司令官お手製だ」

純さんはそう言いながらふと後ろを振り返る

「なんか気配を感じるんだけど」


すると、後ろからトヴァースさんが現れた

「滝! いつも誰かに助けを呼べって言ってるだろ!!」

「なっ…トヴァース…ここにいたのか」

滝さんはたじろいだ

「その武器、俺たちがいた世界で貴明さんが使っていた武器だよ 木製ではない お前の能力の反応で光る武器だ」

しばらくするとその武器は青に光出した

「……この色は…!!」

青は滝さんのイメージカラー 身体は通常に戻っていた

「さっきの解放で元に戻ったんだな」

智嬉さんは安堵していた

「いつまでもうまくいくと思うな!!」

離れた場所からジャヤが瞬間移動で瞬時に滝さんを狙って攻撃を仕掛けた!!

「うわあっ!!」

耐えきれず滝さんは体勢を崩し、床に倒れた

「滝さん!!」

「てめえ、許さねえ!!"雷拳"!!」

純さんはアジトに雷を振らせた

バリバリバリ!!!

「……新しいリーダー…滝より興味深かったのだよ」

「なに!?」

滝さんは驚いている純さんを他所にぐるぐる思考が駆け巡っていた

(えっ!?純がリーダー!? 俺が情報支部へ行っている間に!? …俺が狙われやすいから!?)

「滝さん、立てますか」

俺は滝さんに手を差し伸べた

「あ、ああ ありがとう…」

「純とやら 貴様の過去、なぜ頑なに話さない 能力者になるにはなんらかのきっかけがないと能力者になれないのだが?」

純さんは腕組みをして態度を変えない

「ふん、お前に言う理由なんてないね」

「貴様…っ!!」

「それに、リーダーは将来きっと大胡になる 俺はいつまでもリーダーに居座るつもりはないさ」

悲しい目でジャヤに訴える

「私に抵抗するなら、死ぬまでだ」

「純!!」

滝さんは慌てて武器を構える

「リーダーが仲間を守りきれないで、なにがリーダーだよ!!」

純さんが吐き捨てるように言うと、ジャヤはニヤリと笑った

「……隙ありだな」

「!!純、危ない!!!」

滝さんは声を荒らげて慌てて純さんの目の前に立った

「滝!?」

「"幻影呪縛"!!」

再び滝さんが技を食らった

「あぁぁぁー――!!!」

「滝……!!滝!!」

純さんはひたすら叫んだ

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