表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
灰翼少女の滅悪紀行  作者: 二一十 遙
1/4

プロローグ

異能系……というか現代日本じゃないものを初めて書いたので、文章がおかしかったり、設定がおかしかったりいろいろあると思います。

何かありましたら、感想でもツイッターのほうにでも、言っていただけると嬉しいです。

物語のテーマとして、「ジャックと豆の木」「醜いアヒルの子」を取り上げております。

また、ほかの童話、寓話も絡めたいと思っています。

最後まで読んでくださるとうれしいです。

人間というものは、他と違う存在に対して敏感だ。周りから浮いた存在。異彩を放つ者。ある人はそれを「天才」だと言う。そしてまたある人はそれを「怪物」だと言う。

「ねえジャック、これからどこへ行くの?」

一面の草原、照りつける日差しを眩しそうに見上げながら、少女は青年に問うた。

「そうだなぁ。ダックリン、キミはどこへ行きたい?」

「そうね……」と考え込む少女。がしかし、結論はすぐに出る。

「私はジャック、アナタと一緒ならどこでもいいわ」

少女の灰色の髪が風にたなびいた。

「僕もだよ、ダックリン」

少女と青年は手を取り合う。

少女が笑うと、青年も笑った。

青年が笑うと、草木が咲った。

咲った草木を見て少女が笑った。

そしてまた青年が笑った。

「この世界の理不尽は」

「すべて消し去ってしまいましょう」

「手が届かないのならたかいたかい木の上から」

「あるいはしろいしろい翼を生やして」

「この世界を幸せで満たしましょう」

青年と少女は軽やかに謡う。

風が草木を揺らし、躍らせた。

「天才」と「怪物」は紙一重。どちらになるかは、彼等次第。

これは青年と少女の物語。

「天才」と「怪物」の物語――――

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

少し短めだったかなと個人的に思っています。

一話以降はもうボリュームを出せると思いますので、読んでくださるとうれしいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ