第7話 化物は試合う
サーセンスマホぶっ壊れてました(;´д`)
なんとか短いながらに土日で書き上げたんで勘弁してください(´;ω;`)
「父上!ただいま戻りました!」
ガラガラッ!っと道場の扉を勢いよく開けて綾乃は叫んだ。
「おぉ、帰ったか綾乃!」
そう答えたのは綾乃の父、次元壮厳。
白髪混じりの頭髪に筋骨粒々の肉体誇り、次元流剣術の家元でありながら、世界的大企業、ツグモトコンツェルンの社長である。
「そちらのが例の青年かね?」
「はい!父上!」
「ハァ!?例のってどういう事だ?てめぇ、なに言ったんだ?」
「なに、わたしより強いかもしれないヤツがいると言っただけだ。」
「チッ!余計な事言いやがって…それに、やるとは言ったが、人の目のあるところでやるなんて聞いてねぇぞ?」
「言ってないんだから当然だろう?」
「ハァ!?ブチ殺すぞてめぇ!!」
「キサマァ!さっきから黙って聞いていれば!お嬢様に対してなんて口のききかただ!」
突如、門下生から声が響いた。
声の主は物凄い剣幕で一樹を睨んでいた。
「やめぬか二階堂!」
二階堂と呼ばれた男は、なお食い下がる。
「なんだ?この三下は?」
「さ、三下だとっ!?」
「ハッ!食いつき方がどう見たって三下だろうがぁ!」
「キサマァ、さっきからぬけぬけと好き放題言いやがって!」
「ハッ!そう意気がんなよ三下ァ!」
「キサマァ!もう許さんぞっ!」
「ハァ?どう許さねぇんだ?三下くんよぉ?」
「お前ら!いい加減にせんかっ!」
あまりに口汚く罵り合う二人に対して、綾乃が一喝する。
「二階堂!こやつは私の客人だ。私が許している以上、お前がどうこう言う事ではない!影山よ、お前も一々煽るでない! まるで小学生の喧嘩ではないか!」
「クッ…申し訳ありません。」
二階堂は
悔しそうに謝るが、それに対して一樹は…
「ハッ!しょうがねぇだろ?煽ったら煽った分、全力でのっかってくれんだからよ!カッカッカッ!」
全く悪びれもせず言い放つ一樹に対して、綾乃は頭を抑え溜め息を吐くしかできなかった。
「ったく、まぁよい。それより私は道着に着替えてくる。父上!こやつらが喧嘩しないように、見張っていてください!」
「ふむ、しょうがないのぅ。さっさと着替えてきなさい。」
「はい!では行って参ります!お前らくれぐれも喧嘩するなよ!」
そう念を押して綾乃は道場を後にした。
一樹は肩をすくめると周りの門下生を見渡した。
「全国屈指の道場って話みたいだけど、思ったより大した事ねぇなぁ。」
ボソリと呟いた一樹の言葉は、残念ながら、しっかりと二階堂の耳に届いていた。
そして、当然のように怒り出す二階堂。
「キサマァ!大した事ないだと!?ここは全国屈指の剣士が集まる道場だぞ!どこの馬の骨とも知らないキサマなんぞが、易々と足を踏み入れていい場所ではないぞ!」
「あっそう。そもそも来たくて来たわけじゃねーし。どうでもいいや。」
「キサマァ!」
「やめんかっ!」
二人がまた喧嘩をしはじめると壮厳がとめた。
「ったく、なんちゅう相性の悪さだ…」
壮厳ですら頭を抱えはじめた。
そして一考すると、閃いたように手を叩いた。
「よし!二人とも試合え!そうすればお互いの力がわかるだろ!」
「ハァ!?オッサン、何で俺がこんなド三品とやんなきゃなんねぇんだよ!」
「キサマ!お嬢様だけでなく、先生にまでっ!」
「二階堂、よい!影山君だっけか?これでも二階堂はウチの道場では綾乃の次に強い。そういう意味ではウチのレベルも見れると思うが、頼まれてくれんかね?」
「チッ!まぁいい。相手してやるよ。」
「フンッ!その意気でいられるのも今のうちだけだ!」
「ハッハッハッ!まったく、若いもんは元気がいいな!さぁ、二人とも準備しなさい。誰か、影山君に木刀を渡してあげなさい。」
「んなもんいらねーよ。」
「キサマ舐めるのも大概にしろ!」
「ハッ!誰がてめぇなんかに本気だしてやるかよっ!」
「やめんかやめんか!ったく。影山がいらんと言うならそれでよい!さぁ、とっと準備しなさい!」
二人が動き出したのを見届けると壮厳は盛大に溜め息をついた。
犬猿の仲という言葉を噛み締めながら…
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