絶対魔王の進軍
・絶対魔王の弱点
スルトに聞かれた。
「弱点はあるのか?」
いい質問だ。素朴な疑問だと思う。
前話…ゲフンゲフン。スルトと対峙した時に
感じた奴も居るかも知れんが…
私に弱点は無い。
言ってはなんだが、家臣達や民達を
全員人質に囚われようと
我の意思になんら曇りは生まれない。
非情に思われるかもしれないがそうではないのだ。
敵対する国家があり
私が民達にとって『良い魔王』であったとしても
外部ではそうは思われていないからな。
だから、国民達にはいつも言い聞かせている。
「何かが起きても、お前達を助けられるとは限らない。」
「私も尽力するが、いくら魔王でも限界はある。」
「不老不死であったとしても、他の民の命はそうではない。」
だから、皆が自身で出来る限りの事はしてくれ、と
抵抗だろうがなんだろうが
出来ずに終いになる事も起こり得るだろう。
今回の件だってそうだ。
いつ帰るか分からない旅路に出るのだから
今、まさに、そういう時なのだと。
報告の為に、単身で何度かは定期的に帰ろうとは思っている。
国民達には内緒にしているがな。
だが、こうやって私が安心して出て行けるのも
“決して、私の国が弱くない事の証明”であり
“国民全員と、私の築き上げた信頼”があるからこそ
成り立っている物だと言える。
…また話が逸れてしまったな。
だから、私の弱点は無い。
強いて言うなら
《不死の宝玉》を全て破壊された時
私自身の命が、私や、国や民達の“弱点”となる。
それでも、その弱点を晒す行為は
私にとっては決意であり
絶対の忠誠と言っても過言では無い。
後回しにする事も多いが、その事も今は語るまい。
ただ、1つ言えるのは
《宝玉を破壊できる奴が他にいるのか》
と言うところだな。
居なかったら…まぁ、未来永劫、私は無敵になる訳だが。
なぁに、一万年もすれば
今でこそプリティーな私も、童話に出て来るような
ヨボヨボの魔女の様な姿で生きながらえてるだろうさ。
その頃までには、こじ付けでもいいから
魔王を辞めれていれればいいな、なんて思う。
217歳でも十分だろ。隠居させてくれ、隠居を。
まだまだやる事多いから降りんけどな。
・絶対魔王、行進
スルトとの戦いから一晩明けて
すっかり元気を取り戻したスルトに問う。
「お前が思う所で、強い奴は居るか?」
「…朝から物騒な質問だな…」
「知ってるか知らないかで話が変わるからな。」
「それで、実際の所どうなんだ?」
私が本気で問うてる事を察したのか、スルトは口を開いた。
「『王都』の方じゃ、《魔王討伐》の為に名乗りを上げる奴を集めてた。そん時に聞き覚えのある名家が1つ」
「ほう?私でも知っている様な所だといいがな?」
「名を『キャルム・エイラノート』つってな」
「エイラノート家、16代目跡取だ。」
「エイラノート…聞いた事がある様な…無い様な…」
「どっちだよ!!」
「仕方ないだろう!200年も生きてると、名前なんてごっちゃになるわ!」
「…確かに…そうか…?いや、わかんねーよ!そんな感覚!」
分かってたまるか。
でも、正直聞き覚えが無い訳ではない。
私に不老不死の呪いをかけた奴が
ファーストネームは忘れたが、確かそんな名だった覚えがある。
しかも、この世界で16代目だ。
中々古い名家と捉えられる…。
ふむ…もしそいつが奴の末裔に当たるのであれば
是非、会って話をしてみたいものだ。
「で、行くんだろ?エイラノート家に。」
スルトは多少面倒そうに私に問う。
「当たり前だ。そんな顔で聞くでない。」
「お前…なんでそんな楽しそうなんだ…」
「そりゃそうだろう!自分の目的を果たすのに近付けるのかもしれんのだぞ?」
「へいへい…本当にこいつ俺達が恐れてた魔王なのか…?」
「ふん、味方になればこれ程心強い存在は無いと思うぞ?」
自分で言うなよ、という顔をしながら
スルトは立ち上がった。
「んじゃ、とりあえず俺の村に寄らせてくれ。」
約束通り、昼前頃にまた城を出た。
前回の茶番が、多少スルトにも加えられ(攻撃的な方でだが)
次はすぐに帰って来ない事を伝えて、旅立った。
何となくだが、すぐ帰って来れない気がしたからな。
「自分の所の家臣ぐらい、ちゃんと躾けておいてくれ……」
「私が彼奴らに愛されている証拠だよ。」
今はスルトに合わせて
私の魔力を送り込み、地上を移動できる特殊な乗り物に乗っている。
飛べないと不便だな。
とろとろ魔力を使うから好きくない。
「そういえば、魔力と言えばお前、面白い使い方をしていたな?」
「ん?俺か?まーそうだな、普通とは少し違うな」
こいつの武器自体も特殊なのは気付いていた。
魔力を吸い取る武器など
分かりやすく言うとランク的にはSランク以上の武器。
こんな上物をどうやって、と思った訳だ。
「俺の剣は『王都』で作ってもらった物だ。」
「ふむ、経緯は?」
「魔王討伐以外にも、俺自身一般人には到底できない様な『王都』からの依頼とかこなして来た訳さ」
「それの副産物である鉱石やら素材やらを、といった所か。」
「その通り。俺の剣は『王都』で上級鍛冶屋連中が、俺の《特性》に合わせて作った一振だ。」
その頃から腕が立っていた訳か
なるほど…前線の私の部隊がやられる訳だな。
「他にも《特性》はあるが…まぁその内分かるだろ!」
「ふん…そうだな…手の内を明かされては、私を倒す時に困るだろうからな」
「大した自信だぜまったく…」
雑談を交えていると、スルトの村が見えた。
村ではスルトにすがり付く者や、涙する者も居た。
そして、私の姿を確認した村人が言った。
「あ…!あ…!!!魔王だっ…!!」
どーして人間は一度恐怖心を覚えると
こうもテンプレートな驚き方しかできないんだろうか。
あと数秒で盛大な悲鳴が聞こえると思ったその時
「静まれっ!!!皆!!!!!」
馬鹿でかい声で、スルトの制止が入った。
「皆が思ってる程、こいつは悪い魔王じゃねーよ」
「で…でも…」「だが…」
スルトは笑いかけながら村人達に目を向ける。
「こうして、生きて顔見せに来たろ?んで、そこにいる魔王さん、村人の人達に手ぇ出したか?」
村人達は一斉に静まり、スルトの話に耳を傾けていた。
「魔王の事、悪く思う気持ちは分かる。皆小さい頃から学校だったり、家族からのおとぎ話なんかで、そういう風に教わってきたからな。」
おい、どいつだそんな教科書作った奴。
今生きているのなら呼んでこい。ぶっ飛ばす。
「正直、こいつの城に連れて行かれたし、その前に、この俺が負けそうになって死を覚悟した。」
「だけど違った。」
真っ直ぐ、私を見つめるスルト。
ははーん、こいつ、こういう凛々しく、無自覚なキメ顔で女子どもを知らずに落としてるヤツだな。
残念だが、私は微塵もときめかないがな。
「こいつ「無駄な殺生はしない」なんて言い出すんだぜ?!笑っちまうよ本当!!聞いてきた話とは正反対でさ、むしろ「僕になれ」なんて言うもんだからさ…興味出て、付いていっちまった。」
「魔王は魔王なりに、目的があるんだとさ、その為に俺の力を貸して欲しい。素直じゃねぇけど、こういう奴なんだ。」
力を貸して欲しいとか美化するな。
ま、あながち間違いではないがな。
「そういう事だ村人達よ。用が済めばこいつは返す。それで納得が行かないのであれば、今すぐ『王都』に使いでも出して、私を討伐してもらう様掛け合うがいい。」
無論、そうなったら全面戦争だし
私が本気を出してもいいって事になるがな。
正直、『王都』内部の方も私には未知数で把握しきれてない部分がある。それだけが懸念すべき点だが…
「…魔王よ、その言葉に偽りはないか?」
村長らしき爺が私に話しかけてきた。
「ああ、魔王として誓おう。」
「ならば…行きなさい、スルトよ。」
「村長…!」 「そんな…」 「スルトを見殺しにするのか?!」
適当な怒号が聞こえる中
村長は言った。
「スルトの言う通り、こやつが負ける程の実力を持った魔王が、正々堂々と我々の前に姿を現している。そして「無駄な殺生はしない」と言う台詞…ワシは信じたいと思う。」
「やられた俺が言うのもなんだけど、こいつが本気出したら確かに一瞬でやられるぜ俺達」
苦笑いしながらスルトが言う。
「ふん、随分肝の座った爺だな。信用できないようなら、我が国の領土の一部になると言うのなら、こちらから支援品も送るが?足らない物をリストにして寄越せ。」
「それは願ってもない!前線だけあって、なかなか『王都』からの支援も厳しくての…」
スルトが何か言おうとしているのが分かったから
その前に私が言う。
「もちろん、領土的にはお前達は『そちら側』としていてくれていい。戦争になった時、巻き込まれるのは貴様らだからな。だがこちらの国には味方という事をしっかりと伝えておく、だからと言って戦争に加担はしなくて良い。選択が迫られた時は…それはお前達次第だが」
「こちらの国としてあり続ける以上、我はお前達を敵としては見ない。」
力強い一言。
やはり遺伝なのだろうか、不信感を抱いていた村人達を
最後の一言で、納得させる様な物言い。
そうか、これが魔王…いや、君主のあるべき姿なのだと
スルトや村人達は関心した。
「父の教訓を活かし、これも付け加えておく。」
「これでも尚納得行かないのであれば『王都』に下る事を選ぶがいい。こういう言い方は汚いかもしれないが、その時は、仲間や家族を売る形になるがな。」
「………。」
納得が行かなかった数名の村人達は
青ざめた様子で押し黙る。
父の時も、私の時も、最初はこんなものさ。
言葉だけで納得しろ、という方が無理な話だ。
だからこそ、形で見せる。
それが私のやり方なのだ。
一部を除いて、村民と村長の許可を得て
私達は目的である『エイラノート家』へと
足を運び始めた。
位置的にはスルトの村と、『王都』中心の丁度間辺りの位置取りであった。
中心が近くなる為、先程の乗り物が使えないと踏んだまでは良かったが…
長い。なんだ歩きで16時間弱かかるって。
まだ道半ばもいい所
もうすぐ日が暮れる頃合いだぞ。
途中魔物(私の分身とかそういう設定ではないぞ)の
群やら
しちめんどくさい森やらを抜けて来た訳だが…
今日は野宿になる。
道が暗すぎて分からんのだ。
「お前一人で飛んでけば早いだろ?」
「そうしたいのは山々だが、私がしたいのはあくまでも『話し合い』の場だからな。魔王単身となったら、お前の様になるのは明白だろう?」
「う、何も言い返せねえ…」
しかも名家の人間だ。
スルト以上に面倒な事になるのは分かりきっている。
「さぁ、寝るぞ。」
地面から少し浮いたところで私は横になる。
「便利だなーお前。そんな薄い《魔法障壁》なんか張っちまって」
「ほう、見えるのかこれが」
「ま、扱いにはそこそこ慣れてますんでね」
睡眠も正直私には不要なのだが
寝る事自体、嫌いではない。
自国の事も考えずに寝るのは久々だからな。
今日ぐらいはゆっくり寝るとしよう。
・絶対魔王への布告
私の名は、キャルム・エイラノート。
エイラノート家16代目跡取だ。
私の家系の、家訓の1つである
『第一子に跡を継がせよ』というしきたりによって
次期当主にになった次第だ。
父上は存命であるため、正式に跡を継ぐ儀式が終了次第
私は16代目当主となる。
ここまで長い家系だと色々内情もあるもので
エイラノート家は今まで「殆ど男子が」跡を継いで来た。
だから第一子で私が生まれた時にはそりゃ酷かったらしい。
実の父でさえ、私の事を悪く言っていた時期もあった。
今は違う。
エイラノート家で、女性当主は初めてでは無かったし
私で3人目の女当主となるのだけど、先代の当主様方は
それぞれ偉業を成し遂げている。
私もそれに習って努力した。
罵倒されたら発起し、魔術について学んだ。
馬鹿にされたら躍起になり、剣術で見返してやった。
親族達の兄弟にも煽られたりした日には
泣くまでどつき回してやった。
どれもこれも、この腐った家系の内情に
私の後の女性達が蔑まれない様にする為。
『魔王討伐』への名乗りを上げたのもその為。
まだ、納得していない連中もいる様だけど、知った事じゃない。
これからが私の道なのだと、示して行くつもりだから。
でも、何故か今日は胸騒ぎがする。
そんな気がして朝早く目覚めてしまった。
戦闘時や、祭事の時にしか着ない
エイラノート家の紋章が入った鎧を着て
私は屋敷の外に立つ。
「お嬢様、今日は早うございますね?」
「そうだね、何か起きる気がして…」
召使いに、言葉を返し、朝食は後ほど食べる事を告げる。
しばらくして、見覚えのあるオレンジ髪の青年と
見慣れない少女の姿が見えた—。
「よう、エイラノート」
「なんだ…トゥーリアか」
『魔王討伐』に参加する意志を出した奴の一人
髪色も奇抜で、魔力の発し方が普通と違うから覚えていたのだ。
私は金の長髪で、普通だと思うぞ?
「鎧なんか着て、どうしたんだ?」
「うん、なんか着なきゃいけない気がするんだ今日は。」
「へぇ…こりゃまた、勘も鋭いとはねぇ…」
「お前と話したい奴が来てる。」
数歩後ろにいた少女が、私の顔を一瞥した。
「お前がエイラノートか…」
「そうだけど?何か用かなお嬢さん?」
「争うつもりはない、が、大事な話だ。」
「穏やかではないね…いいよ、中の会議室を使おう。」
エイラノート家の二階、会議室とやらに案内された。
スルトが居る為か、警戒している様ではあるが
話せる状況は作れた。
やはり、私の選択は間違っていなかった様だ。
長机にそれぞれ対面で腰掛ける。
私は先程、スルトに指示を出した。
『すぐ動ける様な体勢でいてくれ。」
『はぁ?なんでだよ?』
『いきなり切り出すつもりは無いが、『魔王である事』は伝えるつもりだ。』
『エイラノートにそんな自殺紛いな発言するとか…』
『私は死なぬがお前は違う。私の側にいる時点でお前も狙われるだろうからな』
『…わかったよ、構えとく。』
武器や動き出せる様な格好は取っていないが
すぐに踏ん張れる様、肩幅程脚を開き、私の隣に立っていた。
「それで、話とは何かな?」
「エイラノートとやら、私の目的達成の為に、少し付き合ってほしい。」
「あら、その目的って?」
「《不死の宝玉》という物を壊してほしい。」
「何それ…聞いた事無いわね…悪いけど、そんな与太話に付き合っている暇は無いの。『魔王討伐』の準備で忙しいしね。」
立ち上がろうとするエイラノートに対して
私は言葉を紡いだ。
「だろうな、魔王国の一部の人間にしか知らぬ事だ。」
エイラノートがピクッと肩で反応を示す。
「…あまり言ってはいい単語ではないわよ?」
「重々承知だ。分かった上で話している。」
「それで?何をどうしてほしいの?」
「お前、得意な魔法はなんだ?」
「? いきなり訳の分からない事を…」
「強いて言うなら、苦手な魔法や魔術は無いわよ。『王都』の人間達なんかからも、「知らない魔法はないんじゃないか」って言われるぐらいには勉強してるし、私」
「そうか…なるほどな…それは魔王に対しても有効だとは言えるのか?」
「さあ?どうでしょうね?魔王と直接会ってみないと、試し様が無いし…」
「そうか、ならば我がその魔王だと言ったら…?」
エイラノートの顔が強張る。
スルトが少しだけ腰を落としたのが見えた。
あと二言程交わせば、彼女は動くだろう。
「…お嬢さん、笑えない話はやめにしましょ?」
「冗談では無いぞ?エイラノートとやら」
「怒らせる前に出て行ってくれるかしら…?」
「ふむ、ならば証拠を見せるとしよう。」
魔力を身体に溜め込む。
スルトの時とは違い、静かに。
魔法能力に長けた者であるならば
私の魔力量と込め方に異変を感じるはずだ。
「…!!!」
私の目の色が変わる。
静かに溜めているだけで
この屋敷を簡単に丸々吹き飛ばすぐらいの量は溜まっている。
「あなた…本当に…!!」
エイラノートが立ち上がったと思うと
剣身の細い、片刃の剣を構えた。
「おい…マジかよ…!!」
口を開かなかったスルトがやっと口を開く。
この時も剣は抜いていなかったが
すぐにでも防御できると言った様子だった。
一閃、“風の刃”というのが正しいかもしれない。
会議室の壁を突き破り
アミンとスルトを外へと弾き出した。
「あなたっ…何のつもり?!」
スルトに切っ先が向けられる。
「わ、わりぃエイラノート、話だけでも穏やかに聞いてやってくれないか…?」
言った途端、見えない“風で出来た鞭の様な物”が
スルトとその周りを打ち付けた。
「あっぶねー…」
「普通に捌けてるではないか、お前。」
「いや、そうじゃなきゃお前の事一度倒せてねえっての」
「ふっ…それもそうだな。」
「そっちの事情がどうなのか知らないけど…名乗りなさい!」
「我か?我はレインツヴェルグ・アミン・エンリッヒ…魔王国、その王である。」
「…っ、トゥーリア、あなたはっ?!」
「そんな怖い顔すんなって…訳あってこいつと居る。」
「どいうこと?!あなたほどの実力者が、魔王の手先に落ちたって訳?!」
「いや…厳密には違うが…」
「ああもう、まどろっこしい!!」
剣を構え、魔力が更に高まるのを
エイラノートから感じる。
純粋に、必死に鍛え上げて来たんだろうな。
普通の鍛錬だけではこうはなるまい。
スルトと同格か…それ以上か?
少なくとも、スルト以下ではないな。
「話し合う気は…無いと?」
「当たり前よ!魔王を眼前にして、話し合いなんてバカらしい!」
「よかろう、それでは…」
静かに溜めていた魔力を発動させる為
アミンは体外へ放出した。
「さぁ、戦ろう…!!!」
「くっ…!」
気圧されるエイラノート
だが『魔王討伐』に名乗りを上げるぐらいだ。
さぁ、力を見せてみるがいい。
気付いたら7000文字行ってました。
今回は新キャラ「キャルム・エイラノート」の登場です。
スルトの村での話、ここまで長くするつもりはなかったのですが
「アミンの魔王としての姿が見せられるかな」と思い
長くなってしまいました。
さて、ついに2人目…
次話では、彼女の戦闘が見られます!
どの様に戦うのか…楽しみにしておいてくださいね!
では、第2回目の設定公開です!
・アミンの国から『王都』の距離感について。
今回、キャルムの屋敷に出向く為、「スルトの村からキャルムの家まで16時間弱」という距離にしました。
それに『王都』までの中間であるため、更に倍以上の距離があるという事になります。
身体能力の高い2人ですから、そんな2人だからこそ「16時間弱」で辿り着ける…それと、アミンもスルトの村へは結構な速度で飛んで行ってるので
どのぐらい広いか想像してもらえればと思います。
(一応、世界の設定はちゃんとあります。)
・キャラそれぞれの年齢について
アミン 217歳=見た目も17〜16歳
スルト17歳
キャルム 18歳
という設定にしてます。
まだ、アミンとかキャルムの3サイズまでは設定していません…(笑)
その内考えたいと思います。
それでは、本編の方も長いのでこの辺りで…
見て頂いて、ありがとうございました!