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龍刻の転生者  作者: 勇者 きのこ
少年期 第3章 冒険編
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第11話「街の中で」

 








「それじゃ、さっそくコレを売りに行くとするか」


 俺は左手に持っていた袋を開けた。

 そこには、村を襲ったドラゴンの鱗が入っている。

 残りはガッチェスに渡した。


「あ! ねぇ、あそこがいいんじゃない?」


 パンドラが指さしたのは、大きな建物だ。


「アレは冒険者や商人が利用するお店なんですよぉ〜。でもパンドラちゃん、あそこよりもギルドで換金したほうがいいんじゃないですかぁ?」


「どうしてよ?」


「だって私たち、こんな身なりじゃないですかぁ?子供だからって言って、お金を騙されて少なく渡されるかもしれませんよぉ?」


 そうだな、ミシェルの言う通りだ。

 相場がわからない子供と思われて、低く買い取られるかもしれないしな。


 いや、たしかに相場はわからんけども。


「それもそうね! それじゃ、はやくギルドへ行って冒険者登録しましょ!」


 俺たちはまず最初に冒険者登録をすることにした。






「ほえぇ〜……。以外とでかいんだな」


 ギルドは、東京ドーム2個分くらいの広さで、お城みたいなデカさだ。


 王都にあるグランヴェール城はもっと大きいのだろうか?


「見惚れてる場合じゃないでしょ? はやく中に入りましょ!」


 扉を開けると、あらビックリ!


 中は凄く賑やかで、子供から老人まで、一般人から冒険者まで、たくさんの人がいる。


 意外と技術が進んでいることに驚いた。

 床は木ではなくツヤツヤした材質の石で、壁はガラスなんかも多く使われている。


 まぁそれぐらい当たり前だと思うが、俺がイメージしていたのはもっとこうRPG風の酒場みたいなのだったから驚いたってだけだ。


 俺たちは天井からぶら下がっている看板を見て、《冒険者登録所》と書かれた場所へ行った。


 さぁてと、あそこだな?


 受付の人は––––獣耳っ子じゃないか!!

 しかもスタイルもいい!!

 戦闘力20万だと!?


「ようこそおいでくださいました。冒険者登録ですね?」


「––––え? あ、はい、そうです!」


「それではここにご自身の名前を書いていただいて、こちらの板に手を置いてください」


 そう言って出されたのは、iPa○みたいな薄い板だ。

 やっぱり以外と進んでるんだなぁ、文明。


 けど機械っていうよりはもっとこう……魔道具って感じだな。


「こうでいいんですか?」


「はい、そのままじっとしててください」


 そう言われじっとしていると薄い板が光りだし、文字が現れだした。


 登録者 リュウ・ルーク

 性別 男

 年齢 7

 種族 人類種

 冒険者ランク F


「うおっ、なんか色々書いてるな」


「はい、登録が完了しました。それでは、こちらのカードをお受け取りください」


 ん? カード?

 あぁ、このiPa○みたいなのから出てるやつね。


「それでは次のお客様、どうぞ」

「よ、よろしく、お願いします……」


 なんでパンドラのやつ、あんなヨソヨソしいんだ?

 あいつ、もしかして人見知りなのか?


 登録者 パンドラ

 性別 女

 年齢 263

 種族 妖精種

 冒険者ランク F


 はぁ!?263歳……だと!?

 いや長命な種族だから、それくらいか?


「うー、だから嫌だったのよ……年齢までいらないじゃない!!」


 涙目で悶えるパンドラ。


 あ、なんか可愛いかも。


「それじゃぁ〜、次は私なのですぅ」


 登録者 ミシェル

 性別 女

 年齢 362歳

 種族 妖精種

 冒険者ランク F


「えーと、ミシェルさん? この362って数字は、幻覚なのでしょうか?」


「嫌ですねぇ、ご主人様ったら。年齢なんて関係ないじゃないですかぁ。可愛いは正義なんですよ?」


 そ、そうだよな……!

 年齢なんて、関係ナッシング!……だよな!


 うん、そうだ。

 可愛いは正義だ!!


「妖精種なんて初めてお会いしました! 今日は運がいいみたいです♪」


 受付のお姉さんは目を輝かせながらパンドラとミシェルを交互に見ている。

 ……尻尾めちゃくちゃ暴れてますよ?


「もう! そんな事どうだっていいわよ! はやく売りに行きましょうよ!!」


 おっと、そうだったな。

 あー、えっと……こっちかな?


 俺は看板を見て、《素材売却・交換所》と書かれた場所へ行った。


「なんだこりゃ、スゲぇ賑わってんのな」


 そこは、まるで巨大な市場のようだった。


 受付で素材を売却しようとしている冒険者に近寄る商人や他の冒険者。

 素材を交換しようとしている冒険者は、我先にと身を乗り出している。


「どうやらぁ、一度にできる素材交換は数量が決まってるみたいですねぇ〜」


「いい素材を売却しようとしている人を見つけて、それを高値で買い取ろうとする人もいるわね」


 なぁるほどぉ〜。

 だったらこの素材も高値で取引できるってわけだな!


 ん? あの受付嬢、まさか!?


 やはり––––エルフっ子だとぉぉぉぉ!?

 しかも戦闘力50万だとぉぉぉぉ!?


「すいません、素材を売却したいんですが」


「なんでそんな引き締まった顔つきになってんのよ」


 バカだなパンドラちゃん。

 男には、戦わねばならぬ時があるのだよ!


「はい、ありがとうございます♪ こちらの袋の中身でよろしいでしょうか?」


 エルフっ子の受付嬢は、袋を開けて驚愕していた。

 それを見た周りの人たちも、驚きを隠せないでいる。


「えっと、すみません。少々お待ちしていただいてもよろしいでしょうか?」


「え? あ、はい」


 黒竜の素材はやっぱりマズかったか?

 忘れてたけど、そういえば俺たち周りから見たら子供三人組なんだよな。


「申し訳ありません、お待たせいたしました!」


「いえいえ、それで? いくらくらいになりますか?」


「えっと……全部でこれくらいですね」


 そう言って出された金額を見て、目ん玉飛び出るかと思った。


「え? これって、銀貨ですか?」


「いえ、金貨です」


「鱗6枚ですよ? 本当にこれだけの価値が?」


 マジか、『金貨180枚』って……。


「おいおい、冗談はよせよ?」


 そう言って話に入ってきたのは、20代後半くらいの青年だった。


 茶髪に赤い瞳、背中にはゴツイ大剣を背負っている。

 どうやらここの冒険者のようだ。


「《ブラックドラゴン》の鱗1枚が金貨30枚だ? ギルドの目も、大したことねぇんだな」


「すいません!上からそう指示されたので……」


「おっと、なら仕方ねぇな。あんたの責任じゃない。おい坊主、ここじゃなくて、もっといい場所がある。俺に付いて来い」


 青年はそう言って、出口へと歩き始めた。

 俺たちは不信感を抱きつつも、黙って付いて行った。




 –––––





「着いたぞ、ここだ。ここなら良い値で買い取ってくれる」


 青年が指さしたのは、大きな建物だった。


 建物の壁は赤色に塗られていて、小洒落た雰囲気を出している。


 物語に出てくる、西洋の建造物みたいだな。


「リュウ、こいつのこと信用するの?」


 パンドラは警戒した様子でそう言った。


 俺だって警戒している。

 中に入ったらいきなり扉を閉められて、屈強な大男に囲まれるかもしれんしな。


「まぁ、入ってみればわかるだろ」


 そうなれば全員ぶっ倒せばいい。


 だが中に入ると、警戒心が一気に無くなった。


 めちゃくちゃ高そうな服がズラーッと並んでいたり、いろんな系統の武器や防具がたくさん並べられていたり。


 確かにここなら、良い値段で換金できそうだ。


「いらっしゃい–––ってギルか。今日はどうしたんだ?」


 そう言って店の奥から出てきたのは……虎だった。


 虎が二足歩行して、服を着て、喋っている。

 ファンタジー世界、スゲぇ……。


「よう、ガル! 今日はこの坊主の持ってきた素材を買い取ってやって欲しいんだ。もちろん、良い値段で頼むぜ?」


「あぁ、いいぜ? まぁどうせ、大したもんじゃないんだろ?」


 ガルと呼ばれた虎男は袋を開けて、固まった。

 ギルはそれを見て、ニヤついている。


「–––おいおい、こりゃ〜驚いたぜ!! 《ブラックドラゴン》の鱗じゃねぇか!? 坊主、これをどこで手に入れたんだ?」


「おぉ、それは俺も気になってたんだ」


 俺は2人に、村であったことを話した。


 ブラックドラゴンが襲ってきたこと。

 それを父さんが討伐したこと。


「へぇ〜、ブラックドラゴンは魔界に住む竜だって聞いたんだがなぁ」


「クヌ村でそんな事が……。待てよ? もしかしてお前の名前、ルークじゃねぇよな?」


 ん?

 なんでわかったんだろ。


「挨拶が遅れました。リュウ・ルークって言います」


「やっぱりか! それじゃあ、ブラックドラゴンを倒したお前の父さんってのも、ルシフェルのことか!?」


「えぇ、そうですけど……。父さんの知り合いですか?」


「おっと、まだ名乗ってなかったな!俺の名前は、《ギルガメッシュ・アバロニクス》だ! ルシフェルとは、腐れ縁なんだ! 昔はよく一緒に、迷宮を冒険したもんだ」


「俺は《ガルメラ・タルム》だ。ギルとは、昔からの友人だ」

「私はパンドラ! リュウの仲間よ!」


「同じく、ミシェルなのですぅ」


 ガルは自己紹介を終えると、鱗を手に取り、唸りだした。


「ん〜……ブラックドラゴンの素材自体が希少で、その価値はあまり知られてねぇんだよ」


「大体いくらくらいになりますかね?」

「そうだなぁ〜、鱗一枚が金貨40枚ってとこだな」


 鱗一枚が金貨40枚だから–––––鱗6枚で金貨240枚っ?!


「よし! リュウ、お前はこの値段で満足か?」


「もちろんですよっ!ガルさん、ありがとうございます」


「俺だって希少な素材が手に入って満足なんだ。これからも、うちの店をよろしく頼むぜ? それなりに安くしとくからよ!」


 ガルは金貨の入った大きな袋を俺に渡すと、満足そうに言った。

 さすがに重かったのでミシェルに預かってもらった。


「そうだ。お前らはまだ冒険者なりたてなんだろ? だったら装備もろくに揃えてないんじゃねぇか? お嬢ちゃんたちなんて、とても冒険者の格好とは言えないしな」


 言われてみたら、確かにそうだなぁ。


 俺はガッチェスに作ってもらってるからいいとして、パンドラとミシェルの装備くらいは、揃えておいたほうがいいよなぁ。


「あら、これでも結構いい素材使ってるのよ?」


 パンドラがふふんっ!と鼻を鳴らすが、どう見たってワンピースは冒険には向かないだろう。


「そうですね。俺は仲間(・・)に頼んでるからいいですけど。ガルさん、お願いできますか?」


「任せとけって! お嬢ちゃんたちに似合う装備を紹介するぜ?」


 パンドラとミシェルの装備を揃えるため、店の中を見て回ることにした。







「パンドラとミシェルは、何かやりたい職業はあるのか?」


 俺はまず、2人にやりたい職業を聞くことにした。

 俺が勝手に決めてちゃダメだからな。


 やばい、なんか冒険者してるって感じだ。


「私は前衛に立ちたいわね! 思う存分、暴れたいわ!」


「私は《魔導士》になりたいのですよぉ〜。怪我をしたご主人様を、優しく治療してあげたいのですぅ♪」


「え!? それって私も含まれてるわよね!? 私だけ治療してくれないなんてことはないわよね!?」


「もちろんですよぉ。でも、間違って毒魔法をかけてしまうかもしれないですよぉ……」


「それって殺意はないよな? まぁ、とりあえずミシェルは魔導士で決まりだな」


 あとはパンドラの職業だな。

 前衛に立って戦うパンドラに合うものかぁ……。


「だったら、《剣士》なんてのはどうだ? 嬢ちゃんなら、結構筋があっていいと思うが」


 悩んでいると、ギルがアドバイスしてくれた。


 剣士かぁ……。

 パンドラには危険な役割をして欲しくないんだがな。


「剣士!? そう、それよ! 私、剣士になるわ!」


「え? でも、女の子が剣士って、結構危なくないか?」


「リュウはわかってないわね〜。女だからって舐めてたら、戦場では生き残れないわよ?」


 なぜかパンドラに説教された。

 まぁ、言ってることは間違ってはないけど……。


「リュウ、お前はどうするんだ?」


「俺は《魔法剣士》になりたいです。この剣をくれた母さんに、応えようと思います」


 アインスがくれた、この剣。


 これを見てると、家に戻れば、またあの幸せな時間に戻れるんじゃないかと思ってしまう。


「ん? その剣、アインスの《魔閃剣 グリモア》じゃないか? 懐かしいなぁ!」


 ギルは俺が持っている剣を見て、懐かしそうに言った。


「アインス母さんも知ってるんですね」


「あぁ、もちろんだ! ルシフェルとアインス、メイアはいつもセットだったからな! そんじゃ、そろそろ武器を選ぼうぜ」


 ガルとギルは、再びパンドラとミシェルに合うものを探し始めた。






「これなんてどうだ?少し重いが、リーチもあるし切れ味も抜群だ」


 ガルが見せたのは、両刃の長い剣だ。

 刀身が銀色に輝いていて、装飾もされている。


「んー、これじゃないのよね〜。もっと身軽に動き回れるのがいいわ!」


 うちのお嬢様の期待に応れる武器は、なかなか見つからないなぁ。


 身軽に動き回れる武器か……。


「だったら、レイピアなんていいんじゃないか? ガルさん、レイピアって置いてありますか?」


「あったりめぇよ! うちの品揃えは、半端じゃねぇぜ!」


 そう言ってガルは、売り場まで案内してくれた。

 そこには、様々な形をしたレイピアが置いてあり、それがなんだか美しく見える。


「へぇ〜!こんなにたくさんあるのね!」


「パンドラ、こんなのなんてどうだ?」


 俺が手にとって見せたのは、細長く、とても軽い剣だ。


「これもダメだわ。確かに動きやすいけど、暴れまわるのには不向きじゃない?」


 レイピアで暴れまわる奴なんて、そうそういねぇっての!


「ん?あれは……」


 パンドラの視線の先には、まるで隔離されるように置かれていた剣だった。


 パンドラは、フラ〜ッと吸い込まれるようにその剣へと近づいた。


「なんだこの剣、威圧感が半端じゃないな……」


 俺はその剣を見て、ゴクリと喉を鳴らした。


 その剣はレイピアというには太く、長い。

 刀身は赤く染め上がり、炎のようだ。


 刀身の根元にはルーン文字が刻まれているから、魔法も付与できるのだろう。


 鍔は羽のような形をしていて、真ん中に青い宝玉が埋め込まれている。


「私、これにするわ! ねぇリュウ、いいでしょ!?」


 パンドラはその剣を見て、目を輝かせている。

 パンドラには、この剣から何かを感じるのだろうか。


「そいつはやめといたほうがいいぜ?そりゃ《魔剣》だからな」


 ガルはその剣を見つめながら、パンドラに言った。

 だが、パンドラが引き下がるわけがない。


「嫌よ! 私はこれがいいの! 魔剣なら、私に使いこなされるはずだわ!」


「使いこなすんじゃなくて、この剣が使いこなされるってか? 嬢ちゃんは面白いことを言うねぇ」


 たしかに、パンドラは呪い系統のものならなんでも使いこなせれるかもしれない。


 それが魔剣だってんだから、パンドラにはぴったりだ。


「この剣にはどんな呪いがかかってるんですか?」


「ん? この剣にはたしか、《魔神の呪詛》が刻み込まれていて、えーと……。あぁ、そうだ! 剣に認められなければ最悪、呪い殺される」


 呪い殺されるって、なんだそりゃ……。

 いくらファンタジーだからって、意味が不明すぎるだろッ!!


「ふーん……。問題ないわ!」


 パンドラはそう言うと、剣を勢いよく掴んだ。

 全く躊躇がない……。


「おいおい! 今の話が聞こえなかったのか!? 呪い殺されちまうぞ!!」


 パンドラは、ガルの注意も聞こえない様子で、剣を高らかに掲げた。


 そして、剣の(きっさき)を自分に向け、大きな声で言った!


「私はパンドラっ! あんたが私に使われたいって言うのなら、使ってあげてもいいわよ!」


 ––––そして、そのまま剣を勢いよく、自分に突き刺した!!


「––––な!? おい、パンドラ!!何してるん……だ。––––あれ?」


 剣はパンドラに突き刺さらず、寸前でピタリと止まった。


 パンドラはそれを見て、満足そうに笑っていた。


「––––うん! これでこの剣の持ち主は、私で決まりね!」


「こりゃ驚いた……。まさかとは思うが、この剣がお嬢ちゃんを認めたってことか?」


「まぁそういうことね! それで、この剣の名前はなんていうの?」


「ん? あぁ、そうだ。その剣は、《魔神剣 ネクロスギア》だ。こう見えても、レイピアなんだぜ?」


「そうね、以外と軽いし」


 さすがパンドラだな。

 魔剣にいとも簡単に認めさせるなんてな……。


「それじゃ、次はミシェルの魔法杖だな!ガルさん、お願いします」


「おう、こっちだ」






「わぁ! 凄いですぅ!」


 凄いな、魔法杖がたくさんだ。

 ミシェルも珍しく興奮しているようだ。


「私はぁ、コレにするのですよぉ!」


 ミシェルが手に取ったのは、一本の蒼い杖だった。

 蒼い杖に装飾された、杖に巻きつく(ツタ)が描かれた杖だ。


 なんとも素朴な感じのする杖だが、杖にはめ込まれた赤い宝石が、素朴な感じを受け、一段と美しく感じる。


「おぉ!それに目をつけるとは、見る目があるな!」


「ん〜、なんだかぁ、不思議な力を感じるんですよぉ〜」


 お前もかよ……。

 妖精種特有のものなのか?


「それはな、《魔導杖 グロースタッフ》って言ってな。俺の自慢の逸品だ。『所有者の魔力増量と、各属性魔法の威力を底上げする』魔法石がはめ込まれた杖で、杖の素材は、大昔の《大魔導士》が使ってた物なんだ」


 ほえ〜!

 そんな凄いものを選ぶミシェルは、さらに凄いな!


「それじゃ、防具の方は俺が選んでおいたから、装備してみてくれ」


 ギルはいつの間にか、ミシェルとパンドラの防具を選んでいたらしい。


 2人はギルとガルに案内されて、試着室の方へと歩いて行った。












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