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迷宮と掲示板  作者: Bさん
1章 石の迷宮
12/125

10話

「ハッ!?」


 突然意識が覚醒する。昨日、何か変な事をしでかしたんじゃないかという違和感が残る。

 だが、良く覚えていない。一体なにをしてしまったんだろうか。

 ネクはもう目を覚ましていたらしく、横に相変わらずの直立不動で立っている。


「おはよう」


 朝の挨拶をすると、ネクが頷く。喋れないと意思の疎通が大変そうだ。

 いつもの朝食を済ますと情報収集の為、パソコンの前に座る。


(ボス討伐にどれくらいの戦力が必要か調べないとな)


-------------------------------------------------------------


【1階層】ボス対策【オーガ】


122 名前:名無しさん

倒したってマジかよ


123 名前:名無しさん

長期戦の上に苦労したがな


124 名前:名無しさん

構成戦力と倒し方plz


125 名前:名無しさん

構成は俺LV15、コボルトLV15、フェアリーLV15

攻撃は軽業使えば避けられるんだが、とにかく体力が多い

長期戦を想定して調合でスタミナポーションとフェアリー用のマジックポーションを用意する

スタミナは疲労回復。マジックは魔力回復な


あとはひたすら時間をかけてがんばるしかない


126 名前:名無しさん

調合か

生産スキル全然使ってなかったな


127 名前:名無しさん

何気に生産スキルって便利だぞ

フィールドで素材狩りが出来ないから無限箱依存になるが

色んな効果を持っている薬品を作れる


128 名前:名無しさん

確かに調合は便利かもな

薬品ってここの売買で買えないからドロップしか頼れなかったし


129 名前:名無しさん

裁縫しかやってなかったわ

下着は自分で作った


130 名前:名無しさん

うpよろ


131 名前:名無しさん

すまん、俺男


132 名前:名無しさん

俺・・・男でもいいんだぜ・・・?


133 名前:名無しさん

ウホッ


--------------------------------------------------------------


(ポーションか。確かに敗因は疲労みたいなものだから有効かもしれないな

 でもLV15って……)


 現在の俺と骨のステータス


名前:スズキ

性別:男

種族:人間LV10

職業:プレイヤー

種族適正

なし


職スキル

経験値全体化、テイム、マッピング


スキル

剣術LV9、盾術LV7、軽業LV9、料理LV3、罠解除LV7


装備

武器:鉄のロングソード

盾 :鉄のカイトシールド

頭 :鉄の兜

胴 :鉄の鎧

足 :鉄のグリーヴ

装飾:なし



名前:ネク

性別:女

種族:スケルトンLV10

職業:ファイター

種族適正

光属性弱化、闇属性無効化、痛覚無効


職スキル

熟練度最適化、勇気


スキル

剣術LV6、鎚術LV11、盾術LV10、軽業LV11、裁縫LV6


装備

武器:鉄のハンマー

盾 :鉄のカイトシールド

頭 :鉄の兜

胴 :鉄の鎧

足 :鉄のグリーヴ

装飾:なし



(根本的に何かが足りない……)


 ちなみに裁縫は布製品の服を作る為に取って貰った。

 無限箱で布が出てくるのと針仕事の道具が出てくるのは用意してある。

 

(確か、ボスに挑む前に置いた未鑑定品が一杯あったな)


 山積みになっている未鑑定品を鑑定した。

 だが、使い道がありそうなものは回復薬くらいで新しいものはなかった。

 なので処分してDPへ変換。1400ポイントになった


 調合スキルは100ポイント、スタミナとマジックは薬草の無限箱の段階目が必要な素材だった気がするから400ポイント。

 あとそれを時間短縮して2時間に1つドロップにするこれで+700。調合に使うセットも購入これは100ポイント。これで合計1300ポイント。

 あとは、戦力としてフェアリーが欲しいな。残りの300ポイントから1つ拘束アイテムを買う。これで残り50ポイント。


(無理に使う必要はないか)


 さて、フェアリー捕獲である。楔で5階の入り口に行けたし、4階で捕獲するか。


「ネク、次はフェアリー捕獲だ。行こうか」


 後ろで相変わらず立っていたネクに声をかけ転移の石を使い5階へワープする。

 そして近くにある階段をのぼり、4階へ到着する。


「さーて、フェアリーはどこかなーっと」


 探索を開始する。しばらく歩きながらウィスプやコボルトを討伐しているとフェアリー2体を発見する。


「ネク、片方を頼む。そっちは倒して良い」


 指示を出すと同時にフェアリーに駆け寄る。火を纏った棒を避けながらフェアリーを斬り付ける。

 それだけでフェアリーは落下する。以前のように簡単にかわされる事はない。ネク先生の様々である。

 一撃落下させただけでフェアリーは動けないようだ。拘束アイテムを投げつけ玉に封印する。

 あっさりしたもんだ。


「成功した。戻るぞ」


 ネクは頷く、すぐに羽を使って拠点へと帰還した。

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