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ミルティーと魔法のスプーン

掲載日:2025/12/13

わたしの名前はミルティー。

魔法使いの女の子。

魔法のスプーンで大好きなおかしを、

いっぱい。

いっぱい。

だしちゃうの。


しくしく。

しくしく。

どこかでだれかが泣いています。

しくしく。

しくしく。

お空でお月さまが泣いています。


ミルティーちゃんはフワフワ浮かぶマシュマロの雲にのって、泣いているお月さまに会いにいきました。


「こんばんは。お月さま。わたしは魔法使いのミルティー。お月さまはどうして泣いているの?」

ミルティーちゃんはお月さまにたずねました。

お月さまは泣きながら答えました。

「どうしてぼくが泣いているかって? それはね、おなかがペコペコで悲しいからだよ」

ぐうぐう。

ぐうぐう。

お月さまのぺったんこなおなかから、

ぐうぐう。

ぐうぐう。

音がなっています。

「かわいそうなお月さま」

ミルティーちゃんも悲しくなってきました。

「そうだ。わたしがお月さまをおなかいっぱいにしてあげる」

ミルティーちゃんは魔法のスプーンをとりだしました。

ミルティーちゃんは魔法のスプーンにキスをします。

チュッ。

魔法のスプーンが大きくなりました。

ミルティーちゃんは、

クルクル。

クルクル。

魔法のスプーンをまわしながら呪文を唱えました。

「ミルティー。

 ミルティー。

 あまくてとろける。

 ミルティー。

 ミルティー。

 おいしいおかしとすてきな夢を、

 ミルティー。

 ミルティー。

 お願いかなえて魔法のスプーン」


ぽわわわわわん!


星のようなコンペイトウが夜空にたくさんきらめきました。

「お月さま。どうぞ、めしあがれ」

ミルティーちゃんはコンペイトウを魔法のスプーンにすくって、

「お月さま、あーん」

お月さまはお口を大きくあけて、

「いただきまーす」

コンペイトウをパクリ。

「おいしい」

今度は黄色いコンペイトウをパクリ。

「おいしい」

白いコンペイトウをパクリ。

ピンクのコンペイトウをパクリ。

お月さまのおなかが、

どんどん。

どんどん。

ふくらんでいきます。

「もう、おなかいっぱい。ごちそうさま」

ぺったんこだったお月さまがまんまるお月さまになりました。

「ミルティーちゃん。ありがとう。ミルティーちゃんのおかげで、もう悲しくないよ。これで暗い夜道も明るく照らすことができるし、眠っている子供たちをやさしく見守ることができるよ」

お月さまがお礼を言いました。

「どういたしまして。お月さま」

ミルティーちゃんもうれしそう。

「でも、食べすぎには注意だよ」

ミルティーちゃんはお月さまの大きなおなかを見て言いました。

「そうだね。虫歯にならないように歯みがきもきちんとしないとね」

お月さまはニッと笑って言いました。


わたしの名前はミルティー。

魔法使いの女の子。

魔法のスプーンにキスをして、みんなにおいしいおかしとすてきな夢をとどけるの。

最後までお読みくださりありがとうございました。

ガールズラブやムーンライトノベルズとノクターンノベルズでえっちな小説も書いておりますので、よろしければご覧ください。

よろしくお願いします。


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