第7話 お風呂
私と美奈子さんは美奈子さんの部屋に入った。先にお風呂に入るように言われて美奈子さんのパジャマを借りる。さすが美奈子さん。パジャマもオシャレだ。
「凄くオシャレなパジャマですね。」
「よく着るのはネグリジェなんだけど、今貸したらオオカミさんに食べられちゃうからね。」
「笑いにくい冗談言うのやめて貰えますか?」
「冗談じゃなくて事実だから。そのパジャマでも危ないんだから走ってこの部屋に戻りなさい。捕まったらもう私は助けられないわよ。」
「そんな鬼ごっこじゃあるまいし…。」
「せっかく助けてやったんだからちゃんと危機感を持ちなさい。」
「うーん…じゃあ一緒に入りましょうよ。お風呂。」
「はぁ?」
「ね!」
「嫌よ。」
「またまた〜。お友達居ないんだら仲良く女の子とお風呂に入ったりしたことないでしょ?こんな機会もうないかもしれませんよ?人生に一度は経験してみるべきじゃないですか?」
「そんな経験必要ないから。」
「そんなツンツンしなくても〜。一度は憧れたりしたことあるでしょ?今日しか出来ないかもしれませんよ?ね??」
「別に…憧れてるとかじゃなくて貴方がしつこいから入るだけだから…。」
そう言って美奈子さんも一緒に入る準備をする。なんだこの可愛い生き物は。ツンデレ最高すぎないか?
私達は二人でお風呂に入ることになった。私も女友達と一緒にお風呂に入ることは初めてだ。しかもこんな美人で可愛くてツンデレで巨乳だ。最高すぎる。美奈子さんが服を脱いで胸が見える。デカい。思わず後ろから胸を揉む。
「ちょっと!!何すんのよ!!」
バシーンと頭を殴られる。顔を真っ赤にして怒ってる。可愛い。
「めっちゃ柔らかくて気持ちいいですね。」
「信じられない!!この痴女!!」
「すみません。欲望を押されきれませんでした。」
「最低!!変態!!」
「へへっ」
「気持ち悪い!!」
「じゃあ私のも触ってみますか?」
「え…」
「おあいこということで。」
美奈子さんは恐る恐る私の胸を触る。
「え…全然ない…。なにこれ…。」
「普通にあります!!美奈子さんが巨乳すぎるんです!!そんなマジトーンで言われると傷つくからやめてください…。」
美奈子さんは両手で鷲掴みして何回も揉む。
「ちょっ!?終わりです!はっ…恥ずかしいからやめてください!」
「ふーん。揉み心地は私には敵わないけど、照れた顔はいいわね。もっと意地悪したくなるわ。」
「やっやだ!!ごめんなさい…。もうしないから意地悪しないで…。」
涙目になりながら懇願する。
「そういうの煽りにしかならないから辞めた方がいいわよ?」
「もっもう終わり!!」
私は美奈子さんを突き飛ばす。そして涙目になりながら睨みつけた。
「可愛い〜。」
「バカ!変態!!」
「そっちが先に手出したくせに。」
「そうだけど!」
「おあいこということでしょ?」
「…はい。」
私は一回触っただけなのに。損した気分だ。
それから私達はお風呂に入った。
「体洗い合いしましょうよ。」
美奈子さんが言う。
「いや…自分で洗います…。」
「なによ。ノリ悪い。人生で一度しかないんでしょう?満喫しましょうよ。」
「さっきのでもう満喫しましたから。」
「私の胸触りたくないの?」
「触りたいけど触られたくない。」
「私もよ。」
「じゃあ辞めましょう。」
「ジャンケンしましょう。」
「は?」
「勝った方だけ相手の身体を洗えるの。どう?」
「やりましょう!!」
絶対負けられない!!
「最初はグー。ジャンケンポン!!」
勝った!!
「うおおおおおおおおおおおお!!よっしゃーーー!!」
「やだ!もう一回!!三回勝負だから!!」
「そんなの言ってませーん。大人しく身体を見せなさい!!」
「絶対やだ!」
「契約違反ですよ?社会人として信用をなくすことはしてはダメなんじゃないですかぁ?」
上目遣いで美奈子さんが睨みつけてくる。くそ可愛い。美奈子さんは観念したのか風呂イスに座る。
「十秒だけだから。」
「十秒じゃ全部洗えませんよ?」
「全部洗うなんて言ってないから。」
「じゃあ十秒でいいですよ。」
私は美奈子さんの前に座り前から両手で胸を鷲掴みして洗う。
「ちょっと!!」
「いーち。」
美奈子さんの胸は手に収まらないぐらいデカい。Hカップぐらいかな?恥ずかしいのか手で顔を隠している。
「数えるのが遅い!」
「にー。」
羞恥に耐えてる姿が可愛すぎる。めちゃくちゃ興奮する。
「もう胸はいいから!」
「さーん。この胸大きくて…全然綺麗にならないから…。」
「絶対もう十秒経ってる!!もう終わり!!」
「まだ三秒だったのに。」
「うるさい!」
「しょうがない。生娘の美奈子さんには刺激が強すぎたみたいだから、後の七秒は今後またやりましょう。」
「誰が生娘よ!」
「だって反応が…ねぇ?」
「にやにやすんな!気持ち悪い!!」
「あーーー。最高!!これが女友達の裸の付き合いかぁ!!」
「二度としたくない!」
「ねぇ。また今度一緒に入って、ジャンケンして相手の身体洗いましょうよ!人生で一度だけなんてもったいないです!美奈子さん私の身体洗いたいでしょう?」
「…次は絶対負けないから。覚えとけよ。」
「うふふ。楽しみ!!」