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「あ、いた、!」
仕事終わりに同じ道を通って帰宅すると
道の途中に昨日と同じ子が座っていた
今は雨が降っているからとてもびしょ濡れだった
「あ、ぅ、?」
「え、?うも喋れるようになったの?すごいじゃん」
「ぁう!」
「ふふ、可愛い」
赤ちゃんみたいな喋り方をするからとっても幼くみえた
体は大きいのに“あ“と“う“しか言えないもんだから
喋り方が可愛く見える
見た感じ
あざとかもなく怪我もしてなさそう。
「…親からの虐待という線はないかぁ、」
両親からの虐待を疑った。
両親からの虐待に耐え切れず家出してきた家出少女。
「じゃあどんな子なんだろう。」
より一層興味が湧いた。
「おいで。怖くないよ」
そう女の子に言い、傘の中にいれて自宅へと向かった。