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俺は22歳 会社員だ。
今の時刻は、23時手前。
会社を出て今は電車待ちだ
今の会社は社会でいうブラック企業という名の会社に分類される。
「はぁ、」
ため息が出るほど疲れ、体に精神的苦痛を感じされられるほど
会社では働かさせられる
営業に回ったり、通常業務も休みなしで仕事をやらされ
昼休憩のみ。
たったの30分。
こんな会社とっととやめて
自分の趣味に時間を費やしたり
ホワイト企業とも呼ばれる通常業務が安泰な仕事に就きたい。
そう思いながら帰っていたある日。
家の近くのアパートに、小さい女の子が座っていた。
「???」
困惑していた。
だけど、話しかけてみることにした
「こんにちは」
「、、あ。」
「こんにちは」
「、あ。」
「こんにちは!」
「あ。」
何回も挨拶をしても
"あ"
しか言わなかった。
「君は、あ。しか言えないの??」
「、、、あ。」
喋り方もちょっと不気味でさ、笑
ちょっと怖くなっちゃったんだよね。
だからその日は
その子に
「ごめんね、」
と言って帰ってきてしまった。
実際、うちの自宅は人を泊まらせるほどの
部屋の大きさではない。
「はぁ、、ただいま~。」
挨拶したところで、返事はなし。
一人暮らしをしている。
「なんだったんだろう、あの女の子。」
”あ”しか言わなかった子。
そんな子なんて生きてきて初めて会った。
初めてだったから好奇心も沸いたけど、でも連れては来なかった。
まぁ、だって
連れて帰ってきて、誘拐されたと勘違いされて
警察にまで連れてかれたらもう懲り懲り。
でも好奇心は湧いていたから明日の朝に見に行くことにした。
ちょっと楽しみな気持ちもあった。
そんな気持ちを隠して布団に入った。
翌朝。
朝ご飯を食べて、
会社に間に合うように家を出た。
ついでにあの子の確認もしたかったからいつもより早めに出た。
「あれ、?」
思わず声が出た。
昨日いた少女がいなかったのだった。
「家に帰っていっちゃったのかな、?」
そう思い会社に向かった。
地獄の場所へ。_